問題は二つあります。 (1) 不等式 $|\frac{x}{6}| = |\frac{x}{2} - 1|$ を満たす実数 $x$ の範囲を求める問題です。 (2) 自然数 $N$ を3進法で表すと4桁の数 $1ab1_{(3)}$ で、5進法で表すと3桁の数 $a0b_{(5)}$ であるとき、$1ab1_{(3)}$ は3進法の数であり、$a0b_{(5)}$ は5進法の数である。$a$ と $b$ の範囲、$N$ を10進法で表した式、連立方程式から $a, b, N$ の値を求める問題です。
2025/8/5
1. 問題の内容
問題は二つあります。
(1) 不等式 を満たす実数 の範囲を求める問題です。
(2) 自然数 を3進法で表すと4桁の数 で、5進法で表すと3桁の数 であるとき、 は3進法の数であり、 は5進法の数である。 と の範囲、 を10進法で表した式、連立方程式から の値を求める問題です。
2. 解き方の手順
(1) 絶対値の不等式 を解きます。
まず、 より、 です。
のとき、 となり、 より 、つまり なので、 です。
のとき、 となり、 より 、つまり なので、 です。
したがって、 と です。問題文より なので、を満たすのは だけです。
(2) について考えます。
まず、 は3進法の数なので、 かつ が成り立ちます。 は5進法の数なので、 かつ が成り立ちます。
問題文より、 と となっているので、これは と の誤りでしょう。
したがって、 が成り立ちます。
かつ なので、 のとき、 となり、条件を満たします。
のとき、 となり、条件を満たしません。
のとき、 となり、条件を満たしません。
したがって、 かつ です。
3. 最終的な答え
(1) 1: 1, 2: 2 (1.5 なので に当てはまる)
(2) 3: 0, 4: 0 (元の問題では と となっており、矛盾しているので、本来は とである)
5: 28, 6: 9, 7: 3, 8: 1
9: 25, 10: 0
11: 8, 12: 14, 13: 0
14: 2, 15: 2
16: 52, 17: 0