微分方程式 $y' = -4xy^2$ の解のうち、初期条件「$x=0$のとき$y=-1$」を満たす関数 $y$ を選択肢の中から求めます。

解析学微分方程式変数分離形初期条件積分
2025/8/5

1. 問題の内容

微分方程式 y=4xy2y' = -4xy^2 の解のうち、初期条件「x=0x=0のときy=1y=-1」を満たす関数 yy を選択肢の中から求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた微分方程式を解きます。これは変数分離形の微分方程式なので、以下のように解くことができます。
dydx=4xy2\frac{dy}{dx} = -4xy^2
両辺を y2y^2 で割り、dxdx を掛けると、
dyy2=4xdx\frac{dy}{y^2} = -4x dx
両辺を積分すると、
dyy2=4xdx\int \frac{dy}{y^2} = \int -4x dx
1y=2x2+C-\frac{1}{y} = -2x^2 + CCCは積分定数)
1y=2x2C\frac{1}{y} = 2x^2 - C
y=12x2Cy = \frac{1}{2x^2 - C}
次に、初期条件 x=0x=0 のとき y=1y=-1 を代入して、積分定数 CC を求めます。
1=12(0)2C-1 = \frac{1}{2(0)^2 - C}
1=1C-1 = \frac{1}{-C}
C=1C = 1
したがって、微分方程式の解は
y=12x21y = \frac{1}{2x^2 - 1}

3. 最終的な答え

与えられた選択肢の中で、y=12x21y = \frac{1}{2x^2 - 1} に一致するのは2番です。
答え: 2

「解析学」の関連問題

$0 \le \theta < \pi$ のとき、方程式 $\sin(\theta + \frac{\pi}{6}) = \sin(2\theta)$ の解を求める問題です。 $\alpha = \t...

三角関数方程式sin関数解の公式
2025/8/6

与えられた6つの関数をそれぞれ微分する問題です。ただし、(6)の $a$ は1でない正の定数とします。

微分指数関数合成関数の微分積の微分
2025/8/6

半径 $a$ の半球面 $z = \sqrt{a^2 - x^2 - y^2}$ と $xy$ 平面で囲まれた部分の体積を求める問題です。ただし、$a > 0$ とします。

積分二重積分体積極座標変換
2025/8/6

関数 $y = x^3 - 12x$ の $-4 \le x \le 3$ における最大値と最小値を求めよ。

微分最大値最小値関数の増減極値
2025/8/6

関数 $f(x) = x^3 - 3x^2 + ax + b$ が $x = 3$ で極小値 $-26$ をとるように定数 $a, b$ の値を定め、極大値を求める。

微分極値関数の増減
2025/8/6

関数 $f(x) = \frac{1}{3}x^3 - 9x$ の増減を調べよ。

関数の増減極値導関数グラフ
2025/8/6

曲線 $y = x^3 - 2x + 3$ 上の点 $A(-2, -1)$ における接線を $l$ とする。 (1) 接線 $l$ の方程式を求めよ。 (2) この曲線には、$l$ に平行なもう1本の...

微分接線導関数三次関数
2025/8/6

二重積分 $\iint_D x dxdy$ を計算します。積分領域 $D$ は、$0 \le y \le x$ かつ $0 \le x \le 1$ で定義されます。

重積分二重積分積分領域積分計算
2025/8/6

(1) $0 < \alpha < \frac{\pi}{2}$、$\frac{\pi}{2} < \beta < \pi$、$\cos \alpha = \frac{3}{5}$、$\sin \be...

三角関数加法定理三角関数の合成
2025/8/6

次の2重積分を、極座標を利用して求めよ。 $\iint_D \log{\sqrt{x^2 + y^2}} \, dxdy$ ここで、積分領域Dは $1 \le x^2 + y^2 \le 4$、$x ...

重積分極座標変換部分積分
2025/8/6