ベクトルを用いて考える。
点Aを始点とする位置ベクトルをそれぞれa=0,b,c,dとする。 平行四辺形の性質より、c=b+dが成り立つ。 点Eは線分ACを2:1に内分するので、
e=2+12c+1a=32c=32(b+d)=32b+32d 点Fは線分BCを2:3に内分するので、
f=2+32c+3b=52c+53b=52(b+d)+53b=b+52d 点Gは線分ADを2:1に外分するので、
g=2−12d−1a=2d 点B, E, Fが一直線上にあるかを調べる。
e=(1−s)b+sfとなる実数sが存在するかを調べる。 32b+32d=(1−s)b+s(b+52d)=(1−s+s)b+52sd=b+52sd 32=1および32=52sを満たすsは存在しないので、B, E, Fは一直線上にない。 点B, E, Gが一直線上にあるかを調べる。
e=(1−t)b+tgとなる実数tが存在するかを調べる。 32b+32d=(1−t)b+t(2d)=(1−t)b+2td 32=1−tおよび32=2tを満たすtを求める。 1−t=1−31=32 よって、e=32b+31(2d)=32b+32d これは成り立つので、B, E, Gは一直線上にある。
点B, F, Gが一直線上にあるかを調べる。
f=(1−u)b+ugとなる実数uが存在するかを調べる。 b+52d=(1−u)b+u(2d)=(1−u)b+2ud 1=1−uおよび52=2uを満たすuを求める。 よって、これを満たすuは存在しないので、B, F, Gは一直線上にない。 点E, F, Gが一直線上にあるかを調べる。
f=(1−v)e+vgとなる実数vが存在するかを調べる。 b+52d=(1−v)(32b+32d)+v(2d)=32(1−v)b+(32(1−v)+2v)d 1=32(1−v)および52=32(1−v)+2vを満たすvを求める。 23=1−v v=1−23=−21 52=32(1+21)+2(−21)=32(23)−1=1−1=0 これは成り立たないので、E, F, Gは一直線上にない。
点B, E, Gは一直線上にあるため、明らかにB, E, F, Gの全てが一直線上にあるわけではない。
残りの選択肢を検討する。
B, E, Fが一直線上になく、B, E, Gが一直線上にあることから、Fは一直線上にない。
B, F, Gが一直線上にない。
E, F, Gが一直線上にない。
上記より、Fは一直線上にない。