図において、Oは原点、AとBはそれぞれy軸とx軸上の点である。Pは点A(0,3)を通り、傾きが $\frac{5}{6}$ の直線上にある点である。三角形POBの面積は三角形POAの面積の4倍である。点Bの座標は(9,0)である。点Pの座標を求めよ。ただし、点Pのx座標は正の数とする。

幾何学座標平面直線三角形の面積連立方程式
2025/8/5

1. 問題の内容

図において、Oは原点、AとBはそれぞれy軸とx軸上の点である。Pは点A(0,3)を通り、傾きが 56\frac{5}{6} の直線上にある点である。三角形POBの面積は三角形POAの面積の4倍である。点Bの座標は(9,0)である。点Pの座標を求めよ。ただし、点Pのx座標は正の数とする。

2. 解き方の手順

まず、点Pの座標を (x,y)(x, y) とおく。
点Pは傾き 56\frac{5}{6} の直線上にあるので、その直線の方程式は、y=56x+by = \frac{5}{6}x + b と表せる。
点A(0,3)を通るので、この式に代入すると 3=56(0)+b3 = \frac{5}{6}(0) + b となり、b=3b = 3 が求まる。
したがって、点Pを通る直線の方程式は、y=56x+3y = \frac{5}{6}x + 3 である。
点Pはこの直線上にあるので、点Pの座標 (x,y)(x, y) はこの式を満たす。
三角形POAの面積は、底辺OAの長さが3、高さが点Pのx座標であるxなので、面積は 12×3×x=32x\frac{1}{2} \times 3 \times x = \frac{3}{2}x となる。
三角形POBの面積は、底辺OBの長さが9、高さが点Pのy座標であるyなので、面積は 12×9×y=92y\frac{1}{2} \times 9 \times y = \frac{9}{2}y となる。
三角形POBの面積は三角形POAの面積の4倍なので、92y=4×32x\frac{9}{2}y = 4 \times \frac{3}{2}x が成り立つ。
整理すると、92y=6x\frac{9}{2}y = 6x より、y=129x=43xy = \frac{12}{9}x = \frac{4}{3}x となる。
点Pの座標 (x,y)(x, y) は、y=56x+3y = \frac{5}{6}x + 3y=43xy = \frac{4}{3}x の両方を満たすので、連立方程式を解く。
56x+3=43x\frac{5}{6}x + 3 = \frac{4}{3}x
3=43x56x3 = \frac{4}{3}x - \frac{5}{6}x
3=86x56x3 = \frac{8}{6}x - \frac{5}{6}x
3=36x3 = \frac{3}{6}x
3=12x3 = \frac{1}{2}x
x=6x = 6
y=43x=43(6)=8y = \frac{4}{3}x = \frac{4}{3}(6) = 8
したがって、点Pの座標は(6,8)である。

3. 最終的な答え

点Pの座標は(6, 8)である。

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