AとBが試合を行い、先に2勝した方が優勝する。AがBに勝つ確率は $2/3$ である。引き分けはないとする。 (1) Aが優勝する確率を求める。 (2) Aが優勝したという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率を求める。

確率論・統計学確率条件付き確率試合勝率
2025/4/6

1. 問題の内容

AとBが試合を行い、先に2勝した方が優勝する。AがBに勝つ確率は 2/32/3 である。引き分けはないとする。
(1) Aが優勝する確率を求める。
(2) Aが優勝したという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) Aが優勝する場合を考える。
* 2連勝の場合:Aが1回目と2回目に勝つ。確率は (2/3)×(2/3)=4/9(2/3) \times (2/3) = 4/9
* 3試合目でAが優勝する場合:Aが1勝1敗の後、Aが勝つ。
1回目にAが勝ち2回目にBが勝つ場合:(2/3)×(1/3)×(2/3)=4/27(2/3) \times (1/3) \times (2/3) = 4/27
1回目にBが勝ち2回目にAが勝つ場合:(1/3)×(2/3)×(2/3)=4/27(1/3) \times (2/3) \times (2/3) = 4/27
よって確率は 4/27+4/27=8/274/27 + 4/27 = 8/27
したがって、Aが優勝する確率は 4/9+8/27=12/27+8/27=20/274/9 + 8/27 = 12/27 + 8/27 = 20/27
(2) Aが優勝したという条件の下で、2回目にBが勝つ確率を求める。
Aが優勝し、かつ2回目にBが勝つのは、Aが3試合目で勝つ場合に限られる。
この確率は 8/278/27 である。
Aが優勝する確率は 20/2720/27 なので、求める条件付き確率は
8/2720/27=820=25\frac{8/27}{20/27} = \frac{8}{20} = \frac{2}{5}

3. 最終的な答え

Aが優勝する確率は 20/2720/27 である。
Aが優勝したという条件のもとで、2回目にBが勝つ確率は 2/52/5 である。

「確率論・統計学」の関連問題

$x$ と $y$ の相関係数が $-0.9$ の散布図として適切なものを、選択肢の 1 から 4 の中から選びます。

相関係数散布図相関
2025/4/11

7人の生徒の英語のテストの得点が、6, 7, 8, 4, 5, 2, 10である。7人の得点の平均点は6点であることが与えられている。このとき、英語の得点の分散を求める。

分散統計平均データの分析
2025/4/11

20本のくじの中に当たりくじが5本入っています。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引きます。引いたくじは元に戻しません。 このとき、以下の確率を求めます。 * Aが当たる確率 * Aが外れ、Bが当...

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が入っており、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率事象独立事象組み合わせ
2025/4/10

20本のくじの中に当たりくじが5本ある。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引く。引いたくじは元に戻さない。このとき、Aが当たる確率、Aが外れてBが当たる確率、そしてBが当たる確率をそれぞれ求める。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

1つのサイコロを5回続けて投げるとき、奇数の目がちょうど4回出る確率と、4回以上出る確率を求める問題です。

確率二項分布サイコロ
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率独立事象確率の乗法定理
2025/4/10

(1) 1から4までの整数が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引くとき、引いたカードに書かれた数の和が3の倍数になる確率を求める。 (2) 袋の中に1, 1, 2, 3, 3, 4の数字が書かれた6...

確率組み合わせ条件付き確率
2025/4/10

赤球5個と白球3個が入った袋から、3個の球を同時に取り出すとき、取り出した3個の球が全て同じ色である確率を求める。

確率組み合わせ場合の数
2025/4/10

2科目の小テストに関する5人の生徒の得点データが与えられています。それぞれの科目の得点を変量 $x$ , $y$ とするとき、変量 $x$ , $y$ の相関係数を求める問題です。

相関係数統計データ分析標準偏差共分散
2025/4/10