与えられた数を素因数分解する問題です。具体的には、54, 60, 72, 84, 135のそれぞれの数を素数の積として表します。

数論素因数分解素数整数の性質
2025/8/6

1. 問題の内容

与えられた数を素因数分解する問題です。具体的には、54, 60, 72, 84, 135のそれぞれの数を素数の積として表します。

2. 解き方の手順

それぞれの数について、小さい素数から順に割っていき、割り切れなくなるまで繰り返します。最後に残った素数の積が答えとなります。
(1) 54 の素因数分解
54は2で割れるので、 54=2×2754 = 2 \times 27
27は3で割れるので、 27=3×927 = 3 \times 9
9は3で割れるので、9=3×39 = 3 \times 3
よって、54=2×3×3×3=2×3354 = 2 \times 3 \times 3 \times 3 = 2 \times 3^3
(2) 60 の素因数分解
60は2で割れるので、60=2×3060 = 2 \times 30
30は2で割れるので、30=2×1530 = 2 \times 15
15は3で割れるので、15=3×515 = 3 \times 5
よって、60=2×2×3×5=22×3×560 = 2 \times 2 \times 3 \times 5 = 2^2 \times 3 \times 5
(3) 72 の素因数分解
72は2で割れるので、72=2×3672 = 2 \times 36
36は2で割れるので、36=2×1836 = 2 \times 18
18は2で割れるので、18=2×918 = 2 \times 9
9は3で割れるので、9=3×39 = 3 \times 3
よって、72=2×2×2×3×3=23×3272 = 2 \times 2 \times 2 \times 3 \times 3 = 2^3 \times 3^2
(4) 84 の素因数分解
84は2で割れるので、84=2×4284 = 2 \times 42
42は2で割れるので、42=2×2142 = 2 \times 21
21は3で割れるので、21=3×721 = 3 \times 7
よって、84=2×2×3×7=22×3×784 = 2 \times 2 \times 3 \times 7 = 2^2 \times 3 \times 7
(5) 135 の素因数分解
135は2で割れないので、3で割ると、135=3×45135 = 3 \times 45
45は3で割れるので、45=3×1545 = 3 \times 15
15は3で割れるので、15=3×515 = 3 \times 5
よって、135=3×3×3×5=33×5135 = 3 \times 3 \times 3 \times 5 = 3^3 \times 5

3. 最終的な答え

(1) 2×332 \times 3^3
(2) 22×3×52^2 \times 3 \times 5
(3) 23×322^3 \times 3^2
(4) 22×3×72^2 \times 3 \times 7
(5) 33×53^3 \times 5

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