アイスクリーム市場における需要関数と供給関数が与えられています。 需要関数は $Q = -2P + 500$ 、供給関数は $Q = \frac{1}{2}P$ です。 このとき、市場均衡における均衡価格、均衡取引量、消費者余剰、生産者余剰を求めます。
2025/8/6
1. 問題の内容
アイスクリーム市場における需要関数と供給関数が与えられています。
需要関数は 、供給関数は です。
このとき、市場均衡における均衡価格、均衡取引量、消費者余剰、生産者余剰を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 均衡価格を求める:
市場均衡では、需要量と供給量が等しくなります。
したがって、需要関数と供給関数を等しいとおいて、価格 について解きます。
両辺に2を掛けると、
したがって、均衡価格は200です。
(2) 均衡取引量を求める:
均衡価格を需要関数または供給関数に代入して、均衡取引量 を求めます。
供給関数に代入すると、
したがって、均衡取引量は100です。
(3) 消費者余剰を求める:
需要関数 を について解くと、
これは逆需要関数を表します。
数量が0の時の価格は、です。
消費者余剰は、需要曲線と均衡価格の間の面積で表されます。
これは三角形の面積として計算できます。
消費者余剰 =
したがって、消費者余剰は2500です。
(4) 生産者余剰を求める:
供給関数 を について解くと、
これは逆供給関数を表します。
数量が0の時の価格は0です。
生産者余剰は、供給曲線と均衡価格の間の面積で表されます。
これは三角形の面積として計算できます。
生産者余剰 =
したがって、生産者余剰は10000です。
3. 最終的な答え
均衡価格: 200
均衡取引量: 100
消費者余剰: 2500
生産者余剰: 10000