企業の長期総費用曲線が $TC = 2q^2 + 18$ で与えられている。ここで、$q$ は生産量を表す。このとき、以下の問いに答える。 (1) 平均総費用を求める。 (2) 限界費用を求める。 (3) 市場均衡価格が24のとき、企業の供給量と利潤を求める。 (4) 市場への参入・退出が生じたとき、市場均衡価格はどのように変化するかを答える。
2025/8/6
1. 問題の内容
企業の長期総費用曲線が で与えられている。ここで、 は生産量を表す。このとき、以下の問いに答える。
(1) 平均総費用を求める。
(2) 限界費用を求める。
(3) 市場均衡価格が24のとき、企業の供給量と利潤を求める。
(4) 市場への参入・退出が生じたとき、市場均衡価格はどのように変化するかを答える。
2. 解き方の手順
(1) 平均総費用 (ATC) は、総費用 (TC) を生産量 (q) で割ったものである。
(2) 限界費用 (MC) は、総費用を生産量で微分したものである。
(3) 企業の利潤を最大化する生産量は、価格 (P) と限界費用 (MC) が等しくなるところで決まる。
供給量は6単位である。
利潤 () は、総収入 (TR) から総費用 (TC) を引いたものである。
利潤は54である。
(4) この市場は完全競争市場であると仮定されており、企業の参入・退出は価格を変化させる。利潤が出ている場合、参入が発生し、価格は低下する。損が出ている場合は退出が発生し、価格は上昇する。今回のケースでは利潤がプラスなので、参入が発生し、価格は低下する。
3. 最終的な答え
平均総費用:
限界費用:
供給量: 6 単位
利潤: 54
市場均衡価格の変化: