原点から出発し、硬貨の表が出たら+2、裏が出たら-1移動する点Pがある。硬貨を8回投げるとき、以下の確率を求める。 (1) 点Pの座標がちょうど1になる確率 (2) 点Pの座標が負の数になる確率
2025/8/6
1. 問題の内容
原点から出発し、硬貨の表が出たら+2、裏が出たら-1移動する点Pがある。硬貨を8回投げるとき、以下の確率を求める。
(1) 点Pの座標がちょうど1になる確率
(2) 点Pの座標が負の数になる確率
2. 解き方の手順
(1) 点Pの座標が1になる確率
表が出た回数を 、裏が出た回数を とすると、以下の連立方程式が成り立つ。
この連立方程式を解くと、、 となる。つまり、表が3回、裏が5回出れば良い。
8回中3回表が出る確率は、二項分布より
(2) 点Pの座標が負の数になる確率
点Pの座標が負の数になるのは、 のときである。 より、。
つまり、表の回数 が 0, 1, 2 回のいずれかであれば良い。
* のとき、確率は
* のとき、確率は
* のとき、確率は
これらの確率を合計すると、
3. 最終的な答え
(1) 点Pの座標がちょうど1になる確率: エ.
(2) 点Pの座標が負の数になる確率: ク.