## 問題5
1. 問題の内容
ある症状Xを示す患者100人に対して、検査Aを行った場合について考える。がん患者は20人おり、がん患者が陽性反応を示す確率は95%、がんではない患者が陰性反応を示す確率は95%である。
(1) 検査Aが陰性反応を示す確率を求める。
(2) 検査Aで陽性反応を示した場合、この患者ががんを患っている確率を求める。
## 解き方の手順
(1) 検査Aが陰性反応を示す確率を求める。
まず、がん患者が陰性反応を示す確率を求める。がん患者は20人なので、がん患者が陰性反応を示す人数は、
人。
がんではない患者は80人なので、がんではない患者が陰性反応を示す人数は、
人。
したがって、陰性反応を示す人数は合計で、
人。
よって、検査Aが陰性反応を示す確率は、
つまり77%である。
(2) 検査Aで陽性反応を示した場合、この患者ががんを患っている確率を求める。
がん患者が陽性反応を示す人数は、
人。
がんではない患者が陽性反応を示す人数は、
人。
陽性反応を示した患者の中でがん患者である確率は、
パーセントで表すと約82.6%となり、最も近いのは83%である。
## 最終的な答え
(1) 77%
(2) イ 83%
## 問題6
1. 問題の内容
50人の最高血圧について、累積分布が与えられている。
(1) 最高血圧が120mmHg以上130mmHg未満の人の割合を百分率で求める。
(2) 最高血圧が140mmHg以上と110mmHg未満の人の合計が、110mmHg以上130mmHg未満の人の合計の何倍かを求める。
## 解き方の手順
(1) 120mmHg以上130mmHg未満の人数を求める。
130mmHg以上の人数は10人、120mmHg以上の人数は20人なので、
120mmHg以上130mmHg未満の人数は、
人。
割合は、
百分率で表すと、
%である。
(2) 140mmHg以上の人数は3人。110mmHg未満の人数は、 人。よって、140mmHg以上と110mmHg未満の人の合計は、
人。
110mmHg以上の人数は45人、130mmHg以上の人数は10人なので、110mmHg以上130mmHg未満の人数は、
人。
倍率は、 倍。
最も近いのは、アの0.23倍。
## 最終的な答え
(1) 20%
(2) ア 0.23倍