この等式を証明するには、集合の包含関係を示すために、以下の2つを示す必要があります。
(1) (g∘f)−1(U1)⊂f−1(g−1(U1)) (2) f−1(g−1(U1))⊂(g∘f)−1(U1) (1) の証明:
任意の α∈(g∘f)−1(U1) をとります。 公式①より、(g∘f)(α)∈U1 です。 (g∘f)(α)=g(f(α)) なので、g(f(α))∈U1 となります。 これは、f(α)∈g−1(U1) を意味します(公式②を参照)。 したがって、α∈f−1(g−1(U1)) が成り立ちます。 (2) の証明:
任意の γ∈f−1(g−1(U1)) をとります。 これは、f(γ)∈g−1(U1) を意味します。 したがって、g(f(γ))∈U1 が成り立ちます(公式②を参照)。 g(f(γ))=(g∘f)(γ) なので、(g∘f)(γ)∈U1 となります。 公式①より、γ∈(g∘f)−1(U1) が成り立ちます。