ある高校の生徒80人を対象に、夏休みに行きたい場所についてアンケートを実施した。海に行きたい生徒は38人、山だけに行きたい生徒は20人、海と山に行きたい生徒は19人、海と温泉に行きたい生徒は11人、温泉だけに行きたい生徒は8人、海、山、温泉の3か所すべてに行きたい生徒は5人である。どこにも行きたくないと答えた生徒の人数が、海と温泉の2か所に行きたいと答えた生徒の人数と同じであるとき、山と温泉に行きたいと答えた生徒の人数を求める。

確率論・統計学集合ベン図場合の数
2025/8/6

1. 問題の内容

ある高校の生徒80人を対象に、夏休みに行きたい場所についてアンケートを実施した。海に行きたい生徒は38人、山だけに行きたい生徒は20人、海と山に行きたい生徒は19人、海と温泉に行きたい生徒は11人、温泉だけに行きたい生徒は8人、海、山、温泉の3か所すべてに行きたい生徒は5人である。どこにも行きたくないと答えた生徒の人数が、海と温泉の2か所に行きたいと答えた生徒の人数と同じであるとき、山と温泉に行きたいと答えた生徒の人数を求める。

2. 解き方の手順

まず、各場所に行きたい生徒の人数を整理する。
* 海に行きたい生徒:38人
* 山だけに行きたい生徒:20人
* 海と山に行きたい生徒:19人
* 海と温泉に行きたい生徒:11人
* 温泉だけに行きたい生徒:8人
* 海、山、温泉すべてに行きたい生徒:5人
次に、各組み合わせの人数を整理する。
* 海と山のみ:195=1419 - 5 = 14
* 海と温泉のみ:115=611 - 5 = 6
海のみ、山のみ、温泉のみの人数を計算する。
* 海のみ:381465=1338 - 14 - 6 - 5 = 13
* 山のみ:20人(すでに与えられている)
* 温泉のみ:8人(すでに与えられている)
どこにも行きたくない生徒の数を求めるために、少なくとも1か所に行きたい生徒の数を合計する。
13+20+8+14+6+5+x=7913 + 20 + 8 + 14 + 6 + 5 + x=79
ここで、xxは山と温泉のみに行きたい生徒の数とする。
どこにも行きたくない生徒の数:80(13+20+8+14+6+5+x)=80(66+x)80 - (13 + 20 + 8 + 14 + 6 + 5 + x) = 80 - (66 + x)
問題文より、どこにも行きたくない生徒の数=海と温泉の2か所に行きたい生徒の数なので、80(66+x)=680 - (66 + x) = 6となる。
14x=614 - x = 6
x=146x = 14 - 6
x=8x = 8
したがって、山と温泉に行きたい生徒の合計は8+5=138 + 5 = 13となるが、これは山と温泉の両方に行きたい生徒の数なので、山と温泉に行きたい生徒は、x+5x + 5人。
80(38+20+81465x)=k80 - (38 + 20 + 8 - 14 -6 -5-x)=k
k=6k=6
80(66+x)=680- (66+x)=6
x=8x = 8
山と温泉に行きたいのは、x+5=8+5=13x+5=8+5=13
80(13+20+8+14+6+5)=80 - (13 + 20 + 8 + 14 + 6 + 5) = どこにも行きたくない人数
8066=1480 - 66 = 14
海と温泉に行きたい人数は11名なので海と温泉のみは11-5=6名
問題文より、どこにも行きたくない人数=海と温泉のみに行きたい人数なので、どこにも行きたくない人数は6名
海、山、温泉のいずれかに行きたい人数は80-6=74名
海のみ13名、山のみ20名、温泉のみ8名、海と山のみ14名、海と温泉のみ6名、海山温泉5名なので、山と温泉のみに行く人をxとすると、
13+20+8+14+6+5+x=74
66+x=74
x=8
山と温泉に行きたい生徒は、山と温泉のみの生徒+3箇所全てに行きたい生徒
8+5=13

3. 最終的な答え

13名

「確率論・統計学」の関連問題

1から6までの目が同じ割合で出る4個のサイコロを同時に投げるとき、以下の確率を求めよ。 (1) 出る目が全て異なる確率 (2) 出る目の最小値が2、かつ最大値が3である確率 (3) 出る目の最大値と最...

確率サイコロ場合の数期待値
2025/8/6

AクラスとBクラスの成績評価が与えられており、指導教員と評価に関連があるかどうかをカイ二乗検定を用いて有意水準5%で検証する問題です。具体的には、帰無仮説と対立仮説を立て、期待度数を計算し、カイ二乗値...

統計的仮説検定カイ二乗検定統計的推測
2025/8/6

1個のサイコロを3回投げる試行において、以下の確率を求める問題です。 (1) 出た目が全て奇数となる確率、3回のうち1回だけ5の目が出る確率 (2) 出た目の積が3で割り切れる確率、出た目の和が7にな...

確率サイコロ期待値場合の数
2025/8/6

郵送によるアンケート調査を行う際に、標本誤差を2%以内に抑えたい。返信率が70%と見積もられる場合、何件の調査票を発送する必要があるかを計算する。

標本誤差標本調査統計サンプルサイズ信頼区間
2025/8/6

ある市長選でA氏とB氏が立候補し、400人に対して出口調査を行った結果、A氏の得票数は208票だった。全有権者におけるA氏の支持率(母比率)の95%信頼区間を推定し、その結果からA氏について当確を出し...

信頼区間母比率統計的推測標本比率
2025/8/6

ある果物の出荷時の平均重量は52gである。実験的な環境で育てた6個の果物の重量(56g, 55g, 57g, 53g, 57g, 52g)を測定した結果から、この実験的な環境が出荷時重量に影響があるか...

統計的仮説検定標本平均標本分散標本標準偏差t検定
2025/8/6

大量のパイナップルを集荷している。例年の平均は1個あたり500gで、母標準偏差は80gである。今年、パイナップル31個を無作為抽出し測定すると、平均が550gであった。パイナップルの重さは例年より重い...

仮説検定z検定統計的推測有意水準母平均
2025/8/6

1個のサイコロを3回投げる。1回目の出目を$x_1$, 2回目の出目を$x_2$, 3回目の出目を$x_3$とする。 $A = \sqrt{x_1}$, $B = \sqrt{x_1 x_2}$, $...

確率期待値サイコロ確率分布
2025/8/6

1つのサイコロを2回投げます。1回目に偶数の目が出て、2回目に4の目が出る確率を求めます。

確率サイコロ事象独立事象
2025/8/6

部品Aの重量が250gと規定されている工場で、実際の部品Aが250gではないか疑われたため、10個の部品の平均重量を計測したところ245gであった。母分散は16と既知であるとき、部品Aの重量は250g...

仮説検定母平均の検定有意水準z検定
2025/8/6