対数の性質、対数ものさしに関する問題です。 (1) $log_{10}2 = 0.3010$ のとき、ア、イを求めます。 (2) 対数ものさしA, Bの定義に基づき、ウを求めます。 (3) 対数ものさしA, Bを組み合わせたとき、エを求めます。 (4) 対数ものさしに関する太郎さんと先生の会話を読み、オ、カ、キ、ク、ケ、コを求めます。
2025/8/6
1. 問題の内容
対数の性質、対数ものさしに関する問題です。
(1) のとき、ア、イを求めます。
(2) 対数ものさしA, Bの定義に基づき、ウを求めます。
(3) 対数ものさしA, Bを組み合わせたとき、エを求めます。
(4) 対数ものさしに関する太郎さんと先生の会話を読み、オ、カ、キ、ク、ケ、コを求めます。
2. 解き方の手順
(1) なので、 より、ア = 2。
なので、イ = 10。
(2) 対数ものさしAにおいて、1の目盛りから右に だけ離れた場所に8の目盛りがある。
よって、ウ = 0.9030。
(3) 対数ものさしAの1の目盛りと対数ものさしBの2の目盛りを合わせたとき、対数ものさしAのの目盛りに対応する対数ものさしBの目盛りはになった。
対数ものさしAでは、1からまで の長さ。
対数ものさしBでは、1から2まで の長さがあり、2からまで の長さがある。
図より
よって、エ = 1。
(4) 太郎: (3)の答えは だと思ったのですが、間違っていますか。
先生: それはいつでも成り立つ関係ではありませんね。でも、 のときであれば、 が成り立ちます。
よって、オ = 1、カ = 2
対数ものさしAの8の目盛りと対数ものさしBのcより大きいdの目盛りを合わせ、対数ものさしAの1の目盛りと対数ものさしBのcとの目盛りが合うとき、という関係がいつでも成り立つ。
よって、コ = 2
Aの間の長さとBの間の長さが同じ。
A:
B:
よって、Aは2の目盛りと3の目盛り、Bは6の目盛りと9の目盛りだから、キ=0。
A:
B:
A:
B:
よって、Aは6の目盛りと8の目盛り、Bは9の目盛りと12の目盛りだから、ク=2。
A:
B:
A:
B:
A:
B:
よって、ケ=2。
3. 最終的な答え
ア = 2
イ = 10
ウ = 0.9030
エ = 1
オ = 1
カ = 2
キ = 0
ク = 2
ケ = 2
コ = 2