正方形の白いタイルと黒いタイルを使って、ある規則に従って模様を作っていく。 (1) 6番目の模様について、白いタイルと黒いタイルの個数を求める。 (2) $n$番目の模様について、白いタイルと黒いタイルの個数を$n$を使った式で表す。 (3) それぞれの模様において、タイルの総数は必ず奇数になることを(2)の結果を用いて証明する。 (4) タイルの総数が181個になるのは、何番目の模様か求める。

代数学数列パターン二次方程式証明
2025/8/6
## 回答

1. 問題の内容

正方形の白いタイルと黒いタイルを使って、ある規則に従って模様を作っていく。
(1) 6番目の模様について、白いタイルと黒いタイルの個数を求める。
(2) nn番目の模様について、白いタイルと黒いタイルの個数をnnを使った式で表す。
(3) それぞれの模様において、タイルの総数は必ず奇数になることを(2)の結果を用いて証明する。
(4) タイルの総数が181個になるのは、何番目の模様か求める。

2. 解き方の手順

(1) 6番目の模様について、白と黒のタイルの個数を数える。規則性から、白のタイルはnn個ずつnn列に並べられ、黒のタイルは、白のタイルで囲まれた部分に配置されることがわかる。
したがって、6番目の模様では、白のタイルは6×6=366 \times 6 = 36個である。
黒のタイルは、それぞれの白のタイルの間に配置される。1番目の模様には黒のタイルはない。2番目の模様には1×1=11 \times 1 = 1個の黒のタイルがある。3番目の模様には2×2=42 \times 2 = 4個の黒のタイルがある。よって、6番目の模様には5×5=255 \times 5 = 25個の黒のタイルがある。
(2) nn番目の模様について、
白のタイルの個数はn×n=n2n \times n = n^2個である。
黒のタイルの個数は(n1)×(n1)=(n1)2(n-1) \times (n-1) = (n-1)^2個である。
(3) タイルの総数は、白のタイルの個数と黒のタイルの個数の和であるから、
n2+(n1)2=n2+n22n+1=2n22n+1=2(n2n)+1n^2 + (n-1)^2 = n^2 + n^2 - 2n + 1 = 2n^2 - 2n + 1 = 2(n^2 - n) + 1となる。
n2nn^2 - nは整数なので、2(n2n)2(n^2 - n)は偶数である。したがって、2(n2n)+12(n^2 - n) + 1は奇数である。
よって、タイルの総数は必ず奇数となる。
(4) タイルの総数が181個となるのは、
2n22n+1=1812n^2 - 2n + 1 = 181
2n22n180=02n^2 - 2n - 180 = 0
n2n90=0n^2 - n - 90 = 0
(n10)(n+9)=0(n - 10)(n + 9) = 0
n=10,9n = 10, -9
nnは自然数なので、n=10n = 10
したがって、10番目の模様である。

3. 最終的な答え

(1) 白のタイル: 36個、黒のタイル: 25個
(2) 白のタイル: n2n^2個、黒のタイル: (n1)2(n-1)^2
(3) タイルの総数は2n22n+1=2(n2n)+12n^2 - 2n + 1 = 2(n^2 - n) + 1で、これは奇数である。
(4) 10番目

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