3桁の正の整数から、その数の各桁の数の和を引いた差が、9の倍数になる理由を説明する問題です。

数論整数の性質倍数桁の和証明
2025/8/6

1. 問題の内容

3桁の正の整数から、その数の各桁の数の和を引いた差が、9の倍数になる理由を説明する問題です。

2. 解き方の手順

3桁の正の整数を 100a+10b+c100a + 10b + c と表します。ここで、aa, bb, cc はそれぞれ百の位、十の位、一の位の数字であり、整数です。問題文より、a,b,ca, b, c は0から9までの整数であり、aaは0ではありません。
各桁の数の和は a+b+ca + b + c です。
問題文の通り、100a+10b+c100a + 10b + c から a+b+ca + b + c を引いた差を計算します。
100a+10b+c(a+b+c)=100a+10b+cabc=99a+9b=9(11a+b)100a + 10b + c - (a + b + c) = 100a + 10b + c - a - b - c = 99a + 9b = 9(11a + b)
11a+b11a + b は整数なので、9(11a+b)9(11a + b) は9の倍数です。したがって、3桁の正の整数から各桁の数の和を引いた差は必ず9の倍数になります。

3. 最終的な答え

3桁の正の整数を 100a+10b+c100a + 10b + c とすると、各桁の数の和は a+b+ca + b + c である。これらの差は 99a+9b=9(11a+b)99a + 9b = 9(11a + b) となり、9の倍数である。

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