10本のくじがあり、そのうち2本が当たりである。 (1) 2本のくじを順番に引くとき、少なくとも1回はずれが出る確率を求める。ただし、引いたくじは毎回元に戻す。 (2) 2本のくじを同時に引くとき、はずれが出ない確率を求める。

確率論・統計学確率くじ組み合わせ余事象
2025/8/6

1. 問題の内容

10本のくじがあり、そのうち2本が当たりである。
(1) 2本のくじを順番に引くとき、少なくとも1回はずれが出る確率を求める。ただし、引いたくじは毎回元に戻す。
(2) 2本のくじを同時に引くとき、はずれが出ない確率を求める。

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1回はずれが出る確率は、2回とも当たりを引く確率の余事象である。
1回目に当たりを引く確率は 2/10=1/52/10 = 1/5 である。
引いたくじを元に戻すので、2回目に当たりを引く確率も 2/10=1/52/10 = 1/5 である。
2回とも当たりを引く確率は (1/5)×(1/5)=1/25(1/5) \times (1/5) = 1/25 である。
したがって、少なくとも1回はずれが出る確率は 1(1/25)=24/251 - (1/25) = 24/25 である。
(2) 2本のくじを同時に引くとき、はずれが出ない(つまり2本とも当たりである)確率を求める。
10本のくじから2本を選ぶ組み合わせの総数は 10C2=10×92×1=45{}_{10}C_2 = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45 である。
2本の当たりくじから2本を選ぶ組み合わせの数は 2C2=1{}_2C_2 = 1 である。
したがって、2本とも当たりを引く確率は 145\frac{1}{45} である。

3. 最終的な答え

(1) 少なくとも1回はずれが出る確率: 2425\frac{24}{25}
(2) 2本とも当たりが出る確率: 145\frac{1}{45}

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