表が出る確率が0.6のゆがんだコインを5回トスするとき、表が2回出る確率を求めます。

確率論・統計学確率二項分布確率質量関数組み合わせ
2025/8/6

1. 問題の内容

表が出る確率が0.6のゆがんだコインを5回トスするとき、表が2回出る確率を求めます。

2. 解き方の手順

この問題は二項分布の問題です。二項分布の確率質量関数は以下の通りです。
P(X=k)=(nk)pk(1p)nkP(X=k) = \binom{n}{k} p^k (1-p)^{n-k}
ここで、
- nn は試行回数(この場合は5回)
- kk は成功回数(この場合は2回)
- pp は成功確率(この場合は0.6)
- (nk)\binom{n}{k} は二項係数で、n!k!(nk)!\frac{n!}{k!(n-k)!}で計算されます。
まず、二項係数(52)\binom{5}{2}を計算します。
(52)=5!2!(52)!=5!2!3!=5×42×1=10\binom{5}{2} = \frac{5!}{2!(5-2)!} = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
次に、pkp^kを計算します。
pk=(0.6)2=0.36p^k = (0.6)^2 = 0.36
次に、(1p)nk(1-p)^{n-k}を計算します。
(1p)nk=(10.6)52=(0.4)3=0.064(1-p)^{n-k} = (1-0.6)^{5-2} = (0.4)^3 = 0.064
最後に、これらの値を二項分布の確率質量関数に代入します。
P(X=2)=(52)p2(1p)3=10×0.36×0.064=0.2304P(X=2) = \binom{5}{2} p^2 (1-p)^{3} = 10 \times 0.36 \times 0.064 = 0.2304

3. 最終的な答え

0.2304

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