8人の生徒を、以下の条件で組分けする方法の数をそれぞれ求める問題です。 (1) 4人、3人、1人の3組に分ける。 (2) 4人、4人の2つの組A、Bに分ける。 (3) 4人、4人の2組に分ける。 (4) 4人、2人、2人の3組に分ける。 (5) 2人、2人、2人、2人の4組に分ける。

離散数学組み合わせ順列場合の数二項係数
2025/8/6

1. 問題の内容

8人の生徒を、以下の条件で組分けする方法の数をそれぞれ求める問題です。
(1) 4人、3人、1人の3組に分ける。
(2) 4人、4人の2つの組A、Bに分ける。
(3) 4人、4人の2組に分ける。
(4) 4人、2人、2人の3組に分ける。
(5) 2人、2人、2人、2人の4組に分ける。

2. 解き方の手順

(1) 4人、3人、1人の3組に分ける。
まず、8人から4人を選ぶ組み合わせは 8C4_8C_4通り。
次に、残りの4人から3人を選ぶ組み合わせは 4C3_4C_3通り。
最後に、残りの1人から1人を選ぶ組み合わせは 1C1_1C_1通り。
したがって、求める組み合わせの数は、
8C4×4C3×1C1=8!4!4!×4!3!1!×1!1!0!=70×4×1=280_8C_4 \times _4C_3 \times _1C_1 = \frac{8!}{4!4!} \times \frac{4!}{3!1!} \times \frac{1!}{1!0!} = 70 \times 4 \times 1 = 280 通り。
(2) 4人、4人の2つの組A、Bに分ける。
まず、8人からAに入れる4人を選ぶ組み合わせは 8C4_8C_4通り。
残りの4人は自動的にBに入る。
したがって、求める組み合わせの数は 8C4=8!4!4!=70_8C_4 = \frac{8!}{4!4!} = 70 通り。
(3) 4人、4人の2組に分ける。
まず、8人から4人を選ぶ組み合わせは 8C4_8C_4通り。
残りの4人は自動的にもう一方の組に入る。
ただし、2つの組は区別しないので、2! で割る必要がある。
したがって、求める組み合わせの数は 8C42!=702=35\frac{_8C_4}{2!} = \frac{70}{2} = 35 通り。
(4) 4人、2人、2人の3組に分ける。
まず、8人から4人を選ぶ組み合わせは 8C4_8C_4通り。
次に、残りの4人から2人を選ぶ組み合わせは 4C2_4C_2通り。
最後に、残りの2人から2人を選ぶ組み合わせは 2C2_2C_2通り。
2人の組は区別しないので、2! で割る必要がある。
したがって、求める組み合わせの数は、
8C4×4C2×2C22!=8!4!4!×4!2!2!×2!2!0!2=70×6×12=210\frac{_8C_4 \times _4C_2 \times _2C_2}{2!} = \frac{\frac{8!}{4!4!} \times \frac{4!}{2!2!} \times \frac{2!}{2!0!}}{2} = \frac{70 \times 6 \times 1}{2} = 210 通り。
(5) 2人、2人、2人、2人の4組に分ける。
まず、8人から2人を選ぶ組み合わせは 8C2_8C_2通り。
次に、残りの6人から2人を選ぶ組み合わせは 6C2_6C_2通り。
次に、残りの4人から2人を選ぶ組み合わせは 4C2_4C_2通り。
最後に、残りの2人から2人を選ぶ組み合わせは 2C2_2C_2通り。
4つの組は区別しないので、4! で割る必要がある。
したがって、求める組み合わせの数は、
8C2×6C2×4C2×2C24!=8!2!6!×6!2!4!×4!2!2!×2!2!0!4!=28×15×6×124=252024=105\frac{_8C_2 \times _6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2}{4!} = \frac{\frac{8!}{2!6!} \times \frac{6!}{2!4!} \times \frac{4!}{2!2!} \times \frac{2!}{2!0!}}{4!} = \frac{28 \times 15 \times 6 \times 1}{24} = \frac{2520}{24} = 105 通り。

3. 最終的な答え

(1) 280通り
(2) 70通り
(3) 35通り
(4) 210通り
(5) 105通り

「離散数学」の関連問題

1から9までの数字をすべて1回ずつ使って9桁の整数を作る。以下の条件を満たす整数はそれぞれ何個あるか。 (1) 2, 4, 6, 8 がどれも隣り合わない。 (2) 2, 4, 6, 8 だけを見ると...

順列組み合わせ場合の数数え上げ整数
2025/8/7

1から9までの9個の数字をすべて1回ずつ使って9桁の整数を作ります。以下の条件を満たす整数が、選択肢の中に何個あるか答えます。 (1) 2, 4, 6, 8はどれも隣り合わない。 (2) 2, 4, ...

順列組み合わせ論理
2025/8/7

全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9\}$ の部分集合 $A, B$ について、$A \cap B = \{2\}$, $\overline{A \cup B} ...

集合集合演算要素数
2025/8/6

s, i, n をそれぞれ ○ で表したとき、○, c, ○, e, ○, c, e の並べ方は何通りあるか。ただし、3つの ○ には s, i, n をこの順番で入れる。

順列組み合わせ場合の数
2025/8/6

問題は、"science"という単語の7つの文字を横一列に並べるとき、その並べ方は何通りあるか、というものです。ただし、"c" と "e" がそれぞれ2つずつ含まれています。

順列組み合わせ重複順列場合の数
2025/8/6

「JUNPEI」の6文字をすべて用いて順列を作る。 (1) 子音(J, N, P)が両端にある場合の順列の数を求める。 (2) P, E, Iが隣り合っている場合の順列の数を求める。 (3) J, U...

順列組み合わせ場合の数文字列
2025/8/6

与えられた集合 $A = \{2, 10\}$, $B = \{1, 2, 3, 4, 5\}$, $C = \{2, 4, 6, 8, 10\}$ に対して、以下の問題を解きます。 (1) 次の事柄...

集合集合演算共通部分和集合部分集合要素
2025/8/6

集合 $A = \{2, 10\}$, $B = \{2, 3, 4, 5\}$, $C = \{2, 4, 6, 8, 10\}$ が与えられています。 (1) 以下の事柄を $\cap$, $\c...

集合集合演算包含関係共通部分和集合
2025/8/6

集合 $A = \{2, 10\}$、$B = \{1, 3, 5\}$、$C = \{2, 4, 6, 8, 10\}$ が与えられています。 (1) 次の事柄を記号 $\cap$, $\cup$,...

集合集合演算部分集合共通部分和集合
2025/8/6

"equations"という単語の文字をすべて使って順列を作る。そのうち、eとaの間に文字が2つあるものは何通りあるかを求める。

順列組み合わせ場合の数
2025/8/6