(1)
まず、与えられた円 x2+y2+10x−8y+16=0 の中心と半径を求める。 平方完成すると、(x+5)2+(y−4)2=25+16−16=25 となる。 よって、中心は (−5,4), 半径は 5 である。 求める円の中心は (7,−1) である。 2つの円が接するためには、中心間の距離が半径の和または差に等しい。
中心間の距離 d は、 d=(7−(−5))2+(−1−4)2=122+(−5)2=144+25=169=13。 R+5=13 または ∣R−5∣=13 が成り立つ。 R+5=13 より R=8。 ∣R−5∣=13 より R−5=13 または R−5=−13。 R−5=13 より R=18。 R−5=−13 より R=−8 となるが、R>0 より不適。 したがって、R=8 または R=18。 求める円の方程式は、(x−7)2+(y+1)2=82 または (x−7)2+(y+1)2=182。 つまり、(x−7)2+(y+1)2=64 または (x−7)2+(y+1)2=324。 (2)
C1:x2+y2=r2 は、中心 (0,0), 半径 r の円。 C2:x2+y2−6x+8y+16=0 を平方完成すると、(x−3)2+(y+4)2=9+16−16=9。 よって、中心は (3,−4), 半径は 3 である。 2つの円が共有点を持つための条件は、中心間の距離が半径の和と差の間にあること。
中心間の距離 d は、 d=(3−0)2+(−4−0)2=9+16=25=5。 ∣r−3∣≤5≤r+3 が成り立つ必要がある。 ∣r−3∣≤5 より −5≤r−3≤5。 −2≤r≤8。 5≤r+3 より r≥2。 r>0 より、2≤r≤8。