(1) 中心が $(7, -1)$ で、円 $x^2 + y^2 + 10x - 8y + 16 = 0$ と接する円の方程式を求める。 (2) 2円 $C_1: x^2 + y^2 = r^2$ ($r > 0$), $C_2: x^2 + y^2 - 6x + 8y + 16 = 0$ が共有点をもつとき、定数 $r$ の値の範囲を求める。

幾何学円の方程式接する円共有点中心間の距離半径
2025/8/6

1. 問題の内容

(1) 中心が (7,1)(7, -1) で、円 x2+y2+10x8y+16=0x^2 + y^2 + 10x - 8y + 16 = 0 と接する円の方程式を求める。
(2) 2円 C1:x2+y2=r2C_1: x^2 + y^2 = r^2 (r>0r > 0), C2:x2+y26x+8y+16=0C_2: x^2 + y^2 - 6x + 8y + 16 = 0 が共有点をもつとき、定数 rr の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、与えられた円 x2+y2+10x8y+16=0x^2 + y^2 + 10x - 8y + 16 = 0 の中心と半径を求める。
平方完成すると、(x+5)2+(y4)2=25+1616=25(x+5)^2 + (y-4)^2 = 25+16-16 = 25 となる。
よって、中心は (5,4)(-5, 4), 半径は 55 である。
求める円の中心は (7,1)(7, -1) である。
2つの円が接するためには、中心間の距離が半径の和または差に等しい。
中心間の距離 dd は、 d=(7(5))2+(14)2=122+(5)2=144+25=169=13d = \sqrt{(7-(-5))^2 + (-1-4)^2} = \sqrt{12^2 + (-5)^2} = \sqrt{144 + 25} = \sqrt{169} = 13
求める円の半径を RR とすると、接する場合、
R+5=13R + 5 = 13 または R5=13|R - 5| = 13 が成り立つ。
R+5=13R + 5 = 13 より R=8R = 8
R5=13|R - 5| = 13 より R5=13R - 5 = 13 または R5=13R - 5 = -13
R5=13R - 5 = 13 より R=18R = 18
R5=13R - 5 = -13 より R=8R = -8 となるが、R>0R > 0 より不適。
したがって、R=8R = 8 または R=18R = 18
求める円の方程式は、(x7)2+(y+1)2=82(x-7)^2 + (y+1)^2 = 8^2 または (x7)2+(y+1)2=182(x-7)^2 + (y+1)^2 = 18^2
つまり、(x7)2+(y+1)2=64(x-7)^2 + (y+1)^2 = 64 または (x7)2+(y+1)2=324(x-7)^2 + (y+1)^2 = 324
(2)
C1:x2+y2=r2C_1: x^2 + y^2 = r^2 は、中心 (0,0)(0, 0), 半径 rr の円。
C2:x2+y26x+8y+16=0C_2: x^2 + y^2 - 6x + 8y + 16 = 0 を平方完成すると、(x3)2+(y+4)2=9+1616=9(x-3)^2 + (y+4)^2 = 9 + 16 - 16 = 9
よって、中心は (3,4)(3, -4), 半径は 33 である。
2つの円が共有点を持つための条件は、中心間の距離が半径の和と差の間にあること。
中心間の距離 dd は、 d=(30)2+(40)2=9+16=25=5d = \sqrt{(3-0)^2 + (-4-0)^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5
r35r+3|r - 3| \le 5 \le r + 3 が成り立つ必要がある。
r35|r - 3| \le 5 より 5r35-5 \le r - 3 \le 5
2r8-2 \le r \le 8
5r+35 \le r + 3 より r2r \ge 2
r>0r > 0 より、2r82 \le r \le 8

3. 最終的な答え

(1) (x7)2+(y+1)2=64(x-7)^2 + (y+1)^2 = 64 または (x7)2+(y+1)2=324(x-7)^2 + (y+1)^2 = 324
(2) 2r82 \le r \le 8

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