与えられた極限の値を求める問題です。 $\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2} \int_2^x \sqrt{t^2 + 4} dt$

解析学極限ロピタルの定理微積分学の基本定理積分
2025/8/6

1. 問題の内容

与えられた極限の値を求める問題です。
limx21x22xt2+4dt\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2} \int_2^x \sqrt{t^2 + 4} dt

2. 解き方の手順

この極限は不定形 00\frac{0}{0} の形なので、ロピタルの定理を利用します。
まず、2xt2+4dt\int_2^x \sqrt{t^2 + 4} dtF(x)F(x) とおくと、F(2)=0F(2) = 0 です。
したがって、
limx21x22xt2+4dt=limx2F(x)x2\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2} \int_2^x \sqrt{t^2 + 4} dt = \lim_{x \to 2} \frac{F(x)}{x-2}
ロピタルの定理を適用すると、
limx2F(x)1\lim_{x \to 2} \frac{F'(x)}{1}
ここで、微積分学の基本定理より、F(x)=x2+4F'(x) = \sqrt{x^2 + 4} です。
したがって、
limx2x2+4=22+4=4+4=8=22\lim_{x \to 2} \sqrt{x^2 + 4} = \sqrt{2^2 + 4} = \sqrt{4 + 4} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

222\sqrt{2}

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