問題は2つのパートに分かれています。 (1) 図1において、AB = 12cm, CはABの中点であるとき、影をつけた部分の面積と周の長さを求めます。 (2) 図2において、ABを直径とする半円の弧上に点P、BCを直径とする半円の弧上に点Qをとります。 ① ∠PBC = 65°のとき、影をつけた部分の面積を求めます。 ② ∠PCQ = 90°のとき、弧QBと弧BPの長さの和を求めます。

幾何学面積周の長さ扇形角度
2025/8/6
はい、承知しました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
(1) 図1において、AB = 12cm, CはABの中点であるとき、影をつけた部分の面積と周の長さを求めます。
(2) 図2において、ABを直径とする半円の弧上に点P、BCを直径とする半円の弧上に点Qをとります。
① ∠PBC = 65°のとき、影をつけた部分の面積を求めます。
② ∠PCQ = 90°のとき、弧QBと弧BPの長さの和を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
① 影をつけた部分の面積は、直径ABの半円の面積から、直径ACと直径BCの半円の面積を引いたものです。
AB = 12cmなので、AC = BC = 6cmです。
直径ABの半円の面積は 12π(6)2=18π\frac{1}{2} \pi (6)^2 = 18\pi
直径ACの半円の面積は 12π(3)2=92π\frac{1}{2} \pi (3)^2 = \frac{9}{2}\pi
直径BCの半円の面積は 12π(3)2=92π\frac{1}{2} \pi (3)^2 = \frac{9}{2}\pi
したがって、影をつけた部分の面積は 18π92π92π=9π18\pi - \frac{9}{2}\pi - \frac{9}{2}\pi = 9\pi です。
② 影をつけた部分の周の長さは、直径ABの半円の弧の長さ、直径ACの半円の弧の長さ、直径BCの半円の弧の長さの合計です。
直径ABの半円の弧の長さは 12×2π×6=6π\frac{1}{2} \times 2\pi \times 6 = 6\pi
直径ACの半円の弧の長さは 12×2π×3=3π\frac{1}{2} \times 2\pi \times 3 = 3\pi
直径BCの半円の弧の長さは 12×2π×3=3π\frac{1}{2} \times 2\pi \times 3 = 3\pi
したがって、影をつけた部分の周の長さは 6π+3π+3π=12π6\pi + 3\pi + 3\pi = 12\pi です。
(2)
① ∠PBC = 65°のとき、影をつけた部分の面積を求めます。
∠ABC = 90°であるから、∠ABP = 90°-65°=25°
影をつけた部分は半円から扇形と三角形を引けば良い。
扇形の面積はπ(6)2×25180=5π2\pi(6)^2\times\frac{25}{180}=\frac{5\pi}{2}
三角形の面積は12(6)2sin(25)=1236sin(25)=18sin(25)\frac{1}{2}(6)^2sin(25)=\frac{1}{2}36sin(25)=18sin(25)
半円の面積は12π(6)2=18π\frac{1}{2}\pi(6)^2=18\pi
影をつけた部分の面積は18π5π218sin(25)=31π218sin(25)18\pi-\frac{5\pi}{2}-18sin(25)=\frac{31\pi}{2}-18sin(25)
② ∠PCQ = 90°のとき、弧QBと弧BPの長さの和を求めます。
∠PCQ = 90°より、弧PQは中心角90°の弧である。
∠BCP + ∠BCQ = 90°
線分BCの長さは6cm. よって、弧BP + 弧QBの長さは半径3cm, 中心角90°の弧の長さである。
よって、2π(3)×90360=2π(3)×14=32π2\pi (3) \times \frac{90}{360} = 2\pi (3) \times \frac{1}{4} = \frac{3}{2}\piです。

3. 最終的な答え

(1)
① 面積: 9π cm29\pi \text{ cm}^2
② 周の長さ: 12π cm12\pi \text{ cm}
(2)
① 面積: 31π218sin(25) cm2\frac{31\pi}{2}-18sin(25) \text{ cm}^2
② 弧QBと弧BPの長さの和: 32π cm\frac{3}{2}\pi \text{ cm}

「幾何学」の関連問題

長方形ABCDにおいて、点PはCを出発して辺BC上を毎秒2cmでBまで動き、点QはDを出発して辺DC上を毎秒1cmでCまで動く。PとQが同時に出発したとき、三角形PCQの面積が16cm²になるのは、出...

図形面積二次方程式動点長方形三角形
2025/8/7

長方形ABCDにおいて、AB = 8cm, AD = 15cmです。点PはBからCへ、点QはDからCへそれぞれ毎秒1cmの速さで移動します。点Pと点Qが同時に出発するとき、三角形PCQの面積が16cm...

面積長方形方程式二次方程式図形
2025/8/7

直角三角形ABCにおいて、点PはAを出発してAB上を毎秒2cmでBまで動き、点QはCを出発してBC上を毎秒1cmでBまで動く。AB = 8cm, BC = 12cmである。点P, Qが同時に出発したと...

面積直角三角形動点二次方程式
2025/8/7

直角三角形ABCがあり、AB=8cm, BC=12cmです。点PはAを出発してAB上を毎秒2cmでBに向かい、点QはCを出発してBC上を毎秒1cmでBに向かいます。点P, Qが同時に出発したとき、四角...

直角三角形面積二次方程式代数
2025/8/7

一辺が8cmの立方体の一つの面から、反対側の面まで、4cm x 3cmの直方体の穴が開けられた立体の体積と表面積を求めよ。

立体図形体積表面積立方体直方体
2025/8/7

立方体から別の立方体を切り取った立体の体積と表面積を求めます。大きい立方体の辺の長さは11cm、小さい立方体の辺の長さは4cmです。

体積表面積立方体立体図形
2025/8/7

問題文は「次の図で点A、Bは放物線と直線の交点です。△OABの面積を求めなさい。」とあります。ここでは、(1)の問題を解きます。 (1) 放物線は $y = \frac{1}{2}x^2$、直線は $...

面積放物線直線三角形
2025/8/7

直方体から直方体を切り取った立体の体積と表面積を求める問題です。直方体の寸法は $16cm \times 9cm \times 10cm$ で、切り取られた直方体の寸法は $5cm \times 6c...

体積表面積直方体空間図形
2025/8/7

与えられた3つの立体の体積と表面積を求める問題です。ただし、円周率は $\pi$ とします。

体積表面積立体図形三角柱直方体円柱円周率
2025/8/6

円と直線が図のように配置されているとき、$z$ の値を求める問題です。ただし、$z$ は線分 $AB$ の長さに対応し、$AD$ の長さは $3$ と与えられています。円の接線と割線の定理を利用して、...

接線割線接線と割線の定理二次方程式解の公式図形
2025/8/6