円と直線が図のように配置されているとき、$z$ の値を求める問題です。ただし、$z$ は線分 $AB$ の長さに対応し、$AD$ の長さは $3$ と与えられています。円の接線と割線の定理を利用して、$AB$ の長さを求めます。

幾何学接線割線接線と割線の定理二次方程式解の公式図形
2025/8/6

1. 問題の内容

円と直線が図のように配置されているとき、zz の値を求める問題です。ただし、zz は線分 ABAB の長さに対応し、ADAD の長さは 33 と与えられています。円の接線と割線の定理を利用して、ABAB の長さを求めます。

2. 解き方の手順

円の外部の点 AA から円に引いた接線 ADAD と割線 ABCABC を考えます。接線と割線の定理より、以下の関係が成り立ちます。
AD2=ABACAD^2 = AB \cdot AC
ここで、AB=zAB = zAD=3AD = 3 であり、AC=AB+BC=z+BCAC = AB + BC = z + BC です。図から、BC=3+3=6BC = 3 + 3 = 6 と考えられます。したがって、AC=z+6AC = z + 6 となります。
上記の接線と割線の定理の式にこれらの値を代入すると、以下のようになります。
32=z(z+6)3^2 = z(z + 6)
9=z2+6z9 = z^2 + 6z
z2+6z9=0z^2 + 6z - 9 = 0
この2次方程式を解くために、解の公式を用います。解の公式は、ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の解が x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} で与えられるというものです。今回は a=1a=1, b=6b=6, c=9c=-9 なので、
z=6±6241(9)21z = \frac{-6 \pm \sqrt{6^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-9)}}{2 \cdot 1}
z=6±36+362z = \frac{-6 \pm \sqrt{36 + 36}}{2}
z=6±722z = \frac{-6 \pm \sqrt{72}}{2}
z=6±622z = \frac{-6 \pm 6\sqrt{2}}{2}
z=3±32z = -3 \pm 3\sqrt{2}
zz は長さなので正の値を取ります。したがって、z=3+32z = -3 + 3\sqrt{2} となります。
3233(1.414)34.24231.2423\sqrt{2} - 3 \approx 3(1.414) - 3 \approx 4.242 - 3 \approx 1.242 なので、図の AD=3AD=3 と比較しても不自然ではありません。

3. 最終的な答え

z=323z = 3\sqrt{2} - 3

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