円の外部の点 A から円に引いた接線 AD と割線 ABC を考えます。接線と割線の定理より、以下の関係が成り立ちます。 AD2=AB⋅AC ここで、AB=z、AD=3 であり、AC=AB+BC=z+BC です。図から、BC=3+3=6 と考えられます。したがって、AC=z+6 となります。 上記の接線と割線の定理の式にこれらの値を代入すると、以下のようになります。
32=z(z+6) 9=z2+6z z2+6z−9=0 この2次方程式を解くために、解の公式を用います。解の公式は、ax2+bx+c=0 の解が x=2a−b±b2−4ac で与えられるというものです。今回は a=1, b=6, c=−9 なので、 z=2⋅1−6±62−4⋅1⋅(−9) z=2−6±36+36 z=2−6±72 z=2−6±62 z=−3±32 z は長さなので正の値を取ります。したがって、z=−3+32 となります。 32−3≈3(1.414)−3≈4.242−3≈1.242 なので、図の AD=3 と比較しても不自然ではありません。