直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=3, BC=8, BF=4である。 (1) ACとCFの長さを求める。 (2) θ=∠AFCとしたとき、cosθの値を求める。 (3) △AFCの面積を求める。 (4) 頂点Bから△AFCに下ろした垂線BKの長さを求める。

幾何学空間図形三平方の定理余弦定理三角比体積
2025/8/7

1. 問題の内容

直方体ABCD-EFGHにおいて、AB=3, BC=8, BF=4である。
(1) ACとCFの長さを求める。
(2) θ=∠AFCとしたとき、cosθの値を求める。
(3) △AFCの面積を求める。
(4) 頂点Bから△AFCに下ろした垂線BKの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) ACの長さを求める。
△ABCは直角三角形なので、三平方の定理より、
AC2=AB2+BC2=32+82=9+64=73AC^2 = AB^2 + BC^2 = 3^2 + 8^2 = 9 + 64 = 73
よって、AC=73AC = \sqrt{73}
CFの長さを求める。
△CFGは直角三角形なので、三平方の定理より、
CF2=CG2+FG2=42+82=16+64=80CF^2 = CG^2 + FG^2 = 4^2 + 8^2 = 16 + 64 = 80
よって、CF=80=16×5=45CF = \sqrt{80} = \sqrt{16 \times 5} = 4\sqrt{5}
(2) cosθの値を求める。
△AFCにおいて、余弦定理より、
AC2=AF2+CF22×AF×CF×cosθAC^2 = AF^2 + CF^2 - 2 \times AF \times CF \times cosθ
cosθ=AF2+CF2AC22×AF×CFcosθ = \frac{AF^2 + CF^2 - AC^2}{2 \times AF \times CF}
AFの長さを求める。
△ABFは直角三角形なので、三平方の定理より、
AF2=AB2+BF2=32+42=9+16=25AF^2 = AB^2 + BF^2 = 3^2 + 4^2 = 9 + 16 = 25
よって、AF=5AF = 5
cosθの値を計算する。
cosθ=52+(45)2(73)22×5×45=25+8073405=32405=455=4525cosθ = \frac{5^2 + (4\sqrt{5})^2 - (\sqrt{73})^2}{2 \times 5 \times 4\sqrt{5}} = \frac{25 + 80 - 73}{40\sqrt{5}} = \frac{32}{40\sqrt{5}} = \frac{4}{5\sqrt{5}} = \frac{4\sqrt{5}}{25}
(3) △AFCの面積を求める。
sin2θ+cos2θ=1sin^2θ + cos^2θ = 1より、
sin2θ=1cos2θ=1(4525)2=116×5625=180625=116125=109125sin^2θ = 1 - cos^2θ = 1 - (\frac{4\sqrt{5}}{25})^2 = 1 - \frac{16 \times 5}{625} = 1 - \frac{80}{625} = 1 - \frac{16}{125} = \frac{109}{125}
sinθ=109125=10955sinθ = \sqrt{\frac{109}{125}} = \frac{\sqrt{109}}{5\sqrt{5}}
△AFCの面積は、12×AF×CF×sinθ=12×5×45×10955=2109\frac{1}{2} \times AF \times CF \times sinθ = \frac{1}{2} \times 5 \times 4\sqrt{5} \times \frac{\sqrt{109}}{5\sqrt{5}} = 2\sqrt{109}
(4) 頂点Bから△AFCに下ろした垂線BKの長さを求める。
四面体ABFCの体積を2通りの方法で求める。
底面を△ABFとすると、高さはBC=8なので、体積は
13×ABF×BC=13×(12×AB×BF)×BC=16×3×4×8=16\frac{1}{3} \times △ABF \times BC = \frac{1}{3} \times (\frac{1}{2} \times AB \times BF) \times BC = \frac{1}{6} \times 3 \times 4 \times 8 = 16
底面を△AFCとすると、高さはBKなので、体積は
13×AFC×BK=16\frac{1}{3} \times △AFC \times BK = 16
13×2109×BK=16\frac{1}{3} \times 2\sqrt{109} \times BK = 16
BK=16×32109=24109=24109109BK = \frac{16 \times 3}{2\sqrt{109}} = \frac{24}{\sqrt{109}} = \frac{24\sqrt{109}}{109}

3. 最終的な答え

1: ア
2: エ
3: イ
4: ウ
5: イ

「幾何学」の関連問題

問題は、ベクトルに関する穴埋め問題です。与えられた条件から、ベクトル$\vec{AR}$を2通りの方法で表現し、それらからいくつかの値を求め、最終的に三角形ADRの面積とベクトルの内積、ベクトルの絶対...

ベクトルベクトルの内積ベクトルの絶対値面積三角形
2025/8/9

一辺の長さが1の正六角形ABCDEFがあり、その中心をOとする。線分OCを2:1に内分する点をP、線分OEを1:2に内分する点をQとし、三角形APQの重心をGとする。$AB = \vec{a}, AF...

ベクトル正六角形重心内分点
2025/8/9

問題は2つあります。 (1) 道路標識の7%の勾配について、水平距離100mに対して7mの割合で高くなる坂があるとき、坂の傾斜角$\angle DCP$の大きさを表す不等式$n^\circ < \an...

三角比勾配角度直角三角形近似
2025/8/9

問題は、一辺が8cmの立方体ABCDEFGHから作られた四角錐DEFGHに関する以下の2つの問いに答えるものです。 (2) 四角錐DEFGHの体積を求める。 (3) 点Eから辺DF上の点を通り点Gまで...

立体図形立方体四角錐体積展開図三平方の定理
2025/8/9

(1) 図1において、$\angle DAB = \angle EBA$ であることを証明する問題です。空欄を埋めて証明を完成させます。 (2) 図1において、線分AEと線分BDの交点をFとするとき、...

角度円周角三角形二等辺三角形面積
2025/8/9

問題は2つあります。 (2) 図1において、線分AEと線分BDの交点をFとするとき、$\angle AFD$の大きさを求めよ。 (3) 図2において、線分ABを延長した直線と円Bの交点をGとし、点Gを...

角度三角形相似面積
2025/8/9

図1において、線分AEと線分BDの交点をFとする。このとき、∠AFDの大きさを求め、また、図2において、△ABHの面積は△ABDの面積の何倍かを求める。さらに、∠DAB = ∠EBAであることを証明す...

図形角度三角形合同相似面積証明
2025/8/9

カメラの画角に関する問題です。カメラの位置をO、被写体の位置をMとし、$OM = 1m$、$∠AOM = 75°$、$∠BOM = 60°$という条件が与えられています。 (1) $\frac{1}{...

三角比三角関数面積角度sincostan
2025/8/8

直線 $y = x + 5$ と傾き -2 の直線 $m$ が点 A(1, 6) で交わっている。直線 $y = x + 5$ と直線 $m$ が $x$ 軸と交わる点をそれぞれ B, C とし、線分...

直線座標平面面積中点平行四辺形
2025/8/8

直線 $y=x+5$ と傾き -2 の直線 $m$ が点 A(1,6) で交わっています。直線 $y=x+5$ と直線 $m$ が x 軸と交わる点をそれぞれ B, C とします。線分 AC の中点を...

直線交点三角形の面積中点平行四辺形面積比
2025/8/8