直線 $y = x + 5$ と傾き -2 の直線 $m$ が点 A(1, 6) で交わっている。直線 $y = x + 5$ と直線 $m$ が $x$ 軸と交わる点をそれぞれ B, C とし、線分 AC の中点を M とする。このとき、以下の問いに答える。 (1) 直線 $m$ の式を求めよ。 (2) 点 B, C の座標をそれぞれ求めよ。 (3) $\triangle ABC$ と $\triangle AOM$ の面積比を最も簡単な整数の比で表せ。 (4) 四角形 AOMN が平行四辺形になるような点 N の座標を求めよ。 (5) C を通り、$\triangle ABC$ の面積を 2 等分する直線の式を求めよ。

幾何学直線座標平面面積中点平行四辺形
2025/8/8

1. 問題の内容

直線 y=x+5y = x + 5 と傾き -2 の直線 mm が点 A(1, 6) で交わっている。直線 y=x+5y = x + 5 と直線 mmxx 軸と交わる点をそれぞれ B, C とし、線分 AC の中点を M とする。このとき、以下の問いに答える。
(1) 直線 mm の式を求めよ。
(2) 点 B, C の座標をそれぞれ求めよ。
(3) ABC\triangle ABCAOM\triangle AOM の面積比を最も簡単な整数の比で表せ。
(4) 四角形 AOMN が平行四辺形になるような点 N の座標を求めよ。
(5) C を通り、ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線 mm は傾きが -2 で、点 A(1, 6) を通るので、y=2x+by = -2x + b に A の座標を代入すると、6=2(1)+b6 = -2(1) + b より b=8b = 8。したがって、直線 mm の式は y=2x+8y = -2x + 8
(2) 点 B は y=x+5y = x + 5xx 軸の交点なので、y=0y = 0 を代入すると、0=x+50 = x + 5 より x=5x = -5。したがって、点 B の座標は (-5, 0)。
点 C は y=2x+8y = -2x + 8xx 軸の交点なので、y=0y = 0 を代入すると、0=2x+80 = -2x + 8 より x=4x = 4。したがって、点 C の座標は (4, 0)。
(3) 点 M は線分 AC の中点なので、M の座標は (1+42,6+02)=(52,3)\left(\frac{1+4}{2}, \frac{6+0}{2}\right) = \left(\frac{5}{2}, 3\right)
ABC\triangle ABC の面積は 12×BC×(Ay座標)\frac{1}{2} \times BC \times (Aのy座標)。BC の長さは 4(5)=94 - (-5) = 9 より、ABC=12×9×6=27\triangle ABC = \frac{1}{2} \times 9 \times 6 = 27
AOM\triangle AOM の面積は 12×OC×(Ax座標)\frac{1}{2} \times OC \times (Aのx座標)。OC の長さは 52\frac{5}{2} より、AOM=12×52×6=152\triangle AOM = \frac{1}{2} \times \frac{5}{2} \times 6 = \frac{15}{2}
面積比は ABC:AOM=27:152=54:15=18:5\triangle ABC : \triangle AOM = 27 : \frac{15}{2} = 54 : 15 = 18 : 5
(4) 四角形 AOMN が平行四辺形になるには、AO=MN\vec{AO} = \vec{MN} が成り立つ必要がある。AO=(10,60)=(1,6)\vec{AO} = (1-0, 6-0) = (-1, -6)。M の座標は (52,3)\left(\frac{5}{2}, 3\right) であり、N(x,y)N(x, y) とすると、MN=(x52,y3)\vec{MN} = (x-\frac{5}{2}, y-3)
したがって、x52=1x - \frac{5}{2} = -1 より x=32x = \frac{3}{2}y3=6y - 3 = -6 より y=3y = -3。よって、点 N の座標は (32,3)\left(\frac{3}{2}, -3\right)
(5) ABC\triangle ABC の面積を 2 等分する直線は、辺 AB の中点を通る。AB の中点を P とすると、P の座標は (1+(5)2,6+02)=(2,3)\left(\frac{1+(-5)}{2}, \frac{6+0}{2}\right) = (-2, 3)。求める直線は C(4, 0) と P(-2, 3) を通る。
直線の傾きは 3024=36=12\frac{3-0}{-2-4} = \frac{3}{-6} = -\frac{1}{2}。よって、y=12x+by = -\frac{1}{2}x + b に C(4, 0) を代入すると、0=12(4)+b0 = -\frac{1}{2}(4) + b より b=2b = 2。したがって、求める直線の式は y=12x+2y = -\frac{1}{2}x + 2

3. 最終的な答え

(1) y=2x+8y = -2x + 8
(2) B(-5, 0), C(4, 0)
(3) 18 : 5
(4) N(32\frac{3}{2}, -3)
(5) y=12x+2y = -\frac{1}{2}x + 2

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