放物線 $y = x^2$ 上に点A, B, Cがあり、それぞれの $x$ 座標は-1, 2, -3である。直線ABは $y = ax + b$ で表される。 (1) 直線ABの式を求め ($a$ と $b$ の値を求める)。 (2) $y$ 軸上に点Pを取り、三角形ABCと三角形ABPの面積が等しくなるようにする。ただし、Pの $y$ 座標は正である。点Pの座標を求める。

幾何学放物線直線三角形の面積ベクトル座標平面
2025/8/7

1. 問題の内容

放物線 y=x2y = x^2 上に点A, B, Cがあり、それぞれの xx 座標は-1, 2, -3である。直線ABは y=ax+by = ax + b で表される。
(1) 直線ABの式を求め (aabb の値を求める)。
(2) yy 軸上に点Pを取り、三角形ABCと三角形ABPの面積が等しくなるようにする。ただし、Pの yy 座標は正である。点Pの座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点A, Bは放物線 y=x2y = x^2 上の点なので、それぞれの座標はA(-1, 1), B(2, 4)である。
これらの点を直線 y=ax+by = ax + b に代入して連立方程式を解く。
A(-1, 1): 1=a+b1 = -a + b
B(2, 4): 4=2a+b4 = 2a + b
この連立方程式を解く。
4=2a+b4 = 2a + b
1=a+b1 = -a + b
上の式から下の式を引くと、
3=3a3 = 3a
a=1a = 1
これを 1=a+b1 = -a + b に代入すると、
1=1+b1 = -1 + b
b=2b = 2
したがって、直線ABの式は y=x+2y = x + 2 である。
(2)
点Cの座標はC(-3, 9)である。
三角形ABCと三角形ABPの面積が等しいということは、ABを底辺としたときの高さが等しいということである。
三角形ABCの面積を求める。ベクトルを用いて考えると、ABとACをベクトルで表し、外積を計算することで面積を求める。
AB=(2(1),41)=(3,3)\vec{AB} = (2 - (-1), 4 - 1) = (3, 3)
AC=(3(1),91)=(2,8)\vec{AC} = (-3 - (-1), 9 - 1) = (-2, 8)
三角形ABCの面積は 12383(2)=1224+6=1230=15\frac{1}{2} |3 \cdot 8 - 3 \cdot (-2)| = \frac{1}{2} |24 + 6| = \frac{1}{2} \cdot 30 = 15
点Pの座標を(0, pp)とする。
三角形ABPの面積は15である。
AB=(3,3)\vec{AB} = (3, 3)
AP=(0(1),p1)=(1,p1)\vec{AP} = (0 - (-1), p - 1) = (1, p-1)
三角形ABPの面積は 123(p1)31=123p33=123p6\frac{1}{2} |3 \cdot (p-1) - 3 \cdot 1| = \frac{1}{2} |3p - 3 - 3| = \frac{1}{2} |3p - 6|
したがって、123p6=15\frac{1}{2} |3p - 6| = 15
3p6=30|3p - 6| = 30
3p6=303p - 6 = 30 または 3p6=303p - 6 = -30
3p=363p = 36 または 3p=243p = -24
p=12p = 12 または p=8p = -8
ただし、p>0p > 0なので、p=12p = 12
したがって、点Pの座標は(0, 12)である。

3. 最終的な答え

(1) a=1a = 1, b=2b = 2
(2) (0, 12)

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