ある中学校の図書室の利用者数について、4月と5月の状況が与えられている。4月の男女の利用者数の合計は620人で、5月は4月に比べて男子が40%減り、女子が20%増えた結果、全体で80人減少した。 (1) 4月の男子の利用者数を$x$人、女子の利用者数を$y$人として連立方程式を作り、$x$と$y$の値を求める。 (2) 5月の男子と女子の利用者数をそれぞれ求める。

代数学連立方程式割合文章問題
2025/8/7

1. 問題の内容

ある中学校の図書室の利用者数について、4月と5月の状況が与えられている。4月の男女の利用者数の合計は620人で、5月は4月に比べて男子が40%減り、女子が20%増えた結果、全体で80人減少した。
(1) 4月の男子の利用者数をxx人、女子の利用者数をyy人として連立方程式を作り、xxyyの値を求める。
(2) 5月の男子と女子の利用者数をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、問題文から以下の2つの式を立てることができる。
* 4月の男女の利用者数の合計:
x+y=620x + y = 620 ...(1)
* 5月の男女の利用者数の変化:
男子が40%減少し、女子が20%増加したので、5月の男子の利用者数は 0.6x0.6x 人、女子の利用者数は 1.2y1.2y 人となる。
全体の利用者数は80人減少したので、
0.6x+1.2y=620800.6x + 1.2y = 620 - 80
0.6x+1.2y=5400.6x + 1.2y = 540 ...(2)
(2)式を簡単にするために両辺に10をかけると、
6x+12y=54006x + 12y = 5400
さらに6で割ると、
x+2y=900x + 2y = 900 ...(3)
(3)式から(1)式を引くと、
(x+2y)(x+y)=900620(x + 2y) - (x + y) = 900 - 620
y=280y = 280
y=280y = 280 を (1) 式に代入すると、
x+280=620x + 280 = 620
x=620280x = 620 - 280
x=340x = 340
したがって、4月の男子の利用者数は340人、女子の利用者数は280人である。
(2)
5月の男子の利用者数は、4月の40%減なので、
340×(10.4)=340×0.6=204340 \times (1 - 0.4) = 340 \times 0.6 = 204 人。
5月の女子の利用者数は、4月の20%増なので、
280×(1+0.2)=280×1.2=336280 \times (1 + 0.2) = 280 \times 1.2 = 336 人。

3. 最終的な答え

(1)
x=340x = 340
y=280y = 280
(2)
5月の男子の利用者数: 204人
5月の女子の利用者数: 336人

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