十の位の数と一の位の数の和が12である2桁の自然数があります。この自然数の十の位の数と一の位の数を入れ替えた数は、もとの自然数より18大きいです。この2桁の自然数を求めなさい。

代数学連立方程式文章題割合食塩水速さ距離
2025/8/9
## 問題1

1. 問題の内容

十の位の数と一の位の数の和が12である2桁の自然数があります。この自然数の十の位の数と一の位の数を入れ替えた数は、もとの自然数より18大きいです。この2桁の自然数を求めなさい。

2. 解き方の手順

* 2桁の自然数の十の位の数を xx、一の位の数を yy とします。
* 問題文より、x+y=12x + y = 12 という式が成り立ちます。
* また、入れ替える前の自然数は 10x+y10x + y、入れ替えた後の自然数は 10y+x10y + x です。
* 入れ替えた後の自然数はもとの自然数より18大きいので、10y+x=10x+y+1810y + x = 10x + y + 18 という式が成り立ちます。
* この2つの式から xxyy を求めます。
まず、10y+x=10x+y+1810y + x = 10x + y + 18 を整理します。
9y9x=189y - 9x = 18
yx=2y - x = 2
次に、x+y=12x + y = 12yx=2y - x = 2 の連立方程式を解きます。
x+y=12x + y = 12
yx=2y - x = 2
2つの式を足し合わせると、2y=142y = 14 となるので、y=7y = 7 です。
x+y=12x + y = 12y=7y = 7 を代入すると、x+7=12x + 7 = 12 となるので、x=5x = 5 です。
したがって、求める2桁の自然数は 10x+y=10×5+7=5710x + y = 10 \times 5 + 7 = 57 です。

3. 最終的な答え

57
## 問題2

1. 問題の内容

A君は29km離れた場所へ行くのに、はじめは時速4kmで歩き、途中から時速9kmで走ったところ、3時間半で目的地に着きました。A君が走った距離を求めなさい。

2. 解き方の手順

* A君が歩いた距離を xx km、走った距離を yy kmとします。
* 問題文より、x+y=29x + y = 29 という式が成り立ちます。
* 歩いた時間は x/4x/4 時間、走った時間は y/9y/9 時間です。
* 合計で3.5時間かかったので、x/4+y/9=3.5x/4 + y/9 = 3.5 という式が成り立ちます。
* この2つの式から xxyy を求めます。
x+y=29x + y = 29
x/4+y/9=3.5x/4 + y/9 = 3.5
x+y=29x + y = 29 より、x=29yx = 29 - y
これを x/4+y/9=3.5x/4 + y/9 = 3.5 に代入すると、
(29y)/4+y/9=3.5(29-y)/4 + y/9 = 3.5
両辺を36倍すると
9(29y)+4y=3.5×369(29-y) + 4y = 3.5 \times 36
2619y+4y=126261 - 9y + 4y = 126
5y=135-5y = -135
y=27y = 27
x+y=29x + y = 29 より、x=2927=2x = 29 - 27 = 2
したがって、A君が走った距離は 27kmです。

3. 最終的な答え

27 km
## 問題3

1. 問題の内容

6%の食塩水と、4%の食塩水を混ぜて、4.8%の食塩水を500g作りたい。それぞれの食塩水を何gずつ混ぜたらよいか求めなさい。

2. 解き方の手順

* 6%の食塩水を xx g、4%の食塩水を yy g混ぜるとします。
* x+y=500x + y = 500 という式が成り立ちます。
* 6%の食塩水に含まれる食塩の量は 0.06x0.06x g、4%の食塩水に含まれる食塩の量は 0.04y0.04y gです。
* 4.8%の食塩水500gに含まれる食塩の量は 0.048×500=240.048 \times 500 = 24 gです。
* したがって、0.06x+0.04y=240.06x + 0.04y = 24 という式が成り立ちます。
* この2つの式から xxyy を求めます。
x+y=500x + y = 500
0.06x+0.04y=240.06x + 0.04y = 24
x+y=500x + y = 500 より、y=500xy = 500 - x
これを 0.06x+0.04y=240.06x + 0.04y = 24 に代入すると、
0.06x+0.04(500x)=240.06x + 0.04(500-x) = 24
0.06x+200.04x=240.06x + 20 - 0.04x = 24
0.02x=40.02x = 4
x=200x = 200
x+y=500x + y = 500 より、y=500200=300y = 500 - 200 = 300
したがって、6%の食塩水は200g、4%の食塩水は300g混ぜればよいです。

3. 最終的な答え

6%の食塩水:200 g、4%の食塩水:300 g

「代数学」の関連問題

(1) $x, y$ が4つの不等式 $x \geq 0$, $y \geq 0$, $x + 2y \leq 6$, $2x + y \leq 6$ を満たすとき、$x - y$ の最大値および最小...

線形計画法不等式最大値最小値領域
2025/8/9

関数 $y = \frac{16}{x}$ 上の2点A, Bについて、Aのx座標が2、Bのx座標が4であるとき、2点A, Bを通る直線の傾きを求めよ。

関数一次関数傾き座標
2025/8/9

与えられた二次方程式 $x^2 + 9 = 0$ を解いて、$x$ の値を求めます。

二次方程式複素数平方根
2025/8/9

与えられた5つの問題を解く。 (1) $(4x+3)(3x-2) - (3x+1)(3x-1)$ を展開し、整理する。 (2) $2a^2 + 3ab - 2b^2$ を因数分解する。 (3) $(1...

展開因数分解連立不等式絶対値
2025/8/9

二次方程式 $x^2 + 6x + 5 = 0$ を解きます。

二次方程式因数分解方程式解の公式
2025/8/9

## 1. 問題の内容

連立方程式文章問題一次方程式濃度速さ
2025/8/9

次の連立方程式を解く問題です。 (1) $\begin{cases} \frac{1}{3}x - \frac{1}{4}y = \frac{5}{12} \\ 2x + 3y = 7 \end{ca...

連立方程式一次方程式代入法加減法
2025/8/9

実数 $x, y$ について、命題Q: $xy < |x| + |y|$ と命題R: $|x| < 1$ または $|y| < 1$ が与えられています。RがQであるための必要条件、十分条件、必要十分...

不等式命題必要条件十分条件絶対値
2025/8/9

与えられた数式を因数分解する問題です。具体的には、以下の4つの式を因数分解します。 (1) $a(x+y) - x - y$ (2) $x(x-2) - 3xy + 6y$ (3) $a^2 - 2a...

因数分解多項式共通因数和と差の積
2025/8/9

A中学校の3年前の生徒数は男女合わせて560人でした。今年、男子生徒は3年前より18%減少し、女子生徒は10%増加しました。全体としては5%減少しました。今年の男子生徒数と女子生徒数をそれぞれ求めます...

連立方程式文章問題割合数量関係
2025/8/9