2次方程式 $x^2 + (m-3)x + 1 = 0$ が重解を持つように定数 $m$ の範囲を求め、そのときの解も求めよ。

代数学二次方程式判別式重解解の公式
2025/8/7

1. 問題の内容

2次方程式 x2+(m3)x+1=0x^2 + (m-3)x + 1 = 0 が重解を持つように定数 mm の範囲を求め、そのときの解も求めよ。

2. 解き方の手順

2次方程式が重解を持つための条件は、判別式 DDD=0D=0 となることです。
2次方程式 ax2+bx+c=0ax^2 + bx + c = 0 の判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
この問題の場合、a=1a = 1, b=m3b = m - 3, c=1c = 1 なので、判別式 DD
D=(m3)2411=(m3)24D = (m-3)^2 - 4 \cdot 1 \cdot 1 = (m-3)^2 - 4
となります。
重解を持つためには D=0D = 0 である必要があるので、
(m3)24=0(m-3)^2 - 4 = 0
(m3)2=4(m-3)^2 = 4
m3=±2m - 3 = \pm 2
m=3±2m = 3 \pm 2
よって、m=5m = 5 または m=1m = 1
m=5m = 5 のとき、2次方程式は x2+(53)x+1=0x^2 + (5-3)x + 1 = 0 となり、x2+2x+1=0x^2 + 2x + 1 = 0 となります。
(x+1)2=0(x+1)^2 = 0 より、x=1x = -1
m=1m = 1 のとき、2次方程式は x2+(13)x+1=0x^2 + (1-3)x + 1 = 0 となり、x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0 となります。
(x1)2=0(x-1)^2 = 0 より、x=1x = 1

3. 最終的な答え

m=5m = 5 のとき、重解は x=1x = -1
m=1m = 1 のとき、重解は x=1x = 1

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