ある高校のクラスで数学の試験を行ったところ、平均点が55点、分散が20点であった。生徒全員の得点を0.5倍にして、さらに30点を加えたときの、平均値、分散、標準偏差を求める。
2025/8/7
1. 問題の内容
ある高校のクラスで数学の試験を行ったところ、平均点が55点、分散が20点であった。生徒全員の得点を0.5倍にして、さらに30点を加えたときの、平均値、分散、標準偏差を求める。
2. 解き方の手順
まず、得点調整後の平均値を求める。
平均値は、各生徒の得点の総和を生徒数で割ったものなので、各生徒の得点を0.5倍して30を加えるという操作は、平均値に対しても同様に行われる。
したがって、調整後の平均値は、
次に、得点調整後の分散を求める。
分散は、各生徒の得点と平均値との差の2乗の平均である。
得点を0.5倍にすると、平均値との差も0.5倍になるので、差の2乗は倍になる。
定数を加える操作は、平均値も同様に変化させるため、分散は変化しない。
したがって、調整後の分散は、
最後に、得点調整後の標準偏差を求める。
標準偏差は分散の平方根なので、
3. 最終的な答え
平均値:57.5
分散:5
標準偏差:
よって、選択肢から選ぶと、
1: ⑥
2: ③
3: ①