ある年の6月の最低気温のデータが与えられている。 (1) 最大値、最小値、範囲、中央値、最頻値を求める。 (2) 度数分布表を完成させる。 (3) 最低気温が20℃以上であった日数を求める。 (4) 度数分布表を利用して、平均値を求める。 バスケットボールの試合10回のAさんの得点が与えられている。 (1) 四分位数、四分位範囲を求める。 (2) 箱ひげ図を書く。
2025/8/7
1. 問題の内容
ある年の6月の最低気温のデータが与えられている。
(1) 最大値、最小値、範囲、中央値、最頻値を求める。
(2) 度数分布表を完成させる。
(3) 最低気温が20℃以上であった日数を求める。
(4) 度数分布表を利用して、平均値を求める。
バスケットボールの試合10回のAさんの得点が与えられている。
(1) 四分位数、四分位範囲を求める。
(2) 箱ひげ図を書く。
2. 解き方の手順
**問題98**
(1)
- 最大値:データの中で最も大きい値。
- 最小値:データの中で最も小さい値。
- 範囲:最大値 - 最小値
- 中央値:データを小さい順に並べたときの中央の値。データ数が偶数の場合は、中央の2つの値の平均。
- 最頻値:データの中で最も多く現れる値。
(2) 度数分布表の作成
- 各階級に含まれるデータの数を数える。
- 階級値は、各階級の中央の値。
- (階級値)×(度数) を計算する。
(3) 最低気温が20℃以上の日数
- データの中で20℃以上の値を数える。
(4) 平均値の計算
- 度数分布表を用いて、(階級値)×(度数) の合計を計算する。
- その合計を度数の合計(30)で割る。
- 小数第1位まで求める。
**問題99**
(1) 四分位数の計算
- データを小さい順に並べる。
- 第1四分位数(Q1):データの25%点の値。
- 第2四分位数(Q2):中央値(データの50%点の値)。
- 第3四分位数(Q3):データの75%点の値。
- 四分位範囲:Q3 - Q1
(2) 箱ひげ図の作成
- 最小値、Q1、中央値(Q2)、Q3、最大値を用いて箱ひげ図を作成。
3. 最終的な答え
**問題98**
(1)
- 最大値: 26.8℃
- 最小値: 13.4℃
- 範囲: 26.8 - 13.4 = 13.4℃
- 中央値: (22.1 + 22.2) / 2 = 22.15℃
- 最頻値: 18.0℃
(2) 度数分布表
| 階級(℃) | 階級値(℃) | 度数(日) | (階級値)×(度数) |
|---|---|---|---|
| 12~14 | 13 | 1 | 13 |
| 14~16 | 15 | 2 | 30 |
| 16~18 | 17 | 2 | 34 |
| 18~20 | 19 | 5 | 95 |
| 20~22 | 21 | 4 | 84 |
| 22~24 | 23 | 6 | 138 |
| 24~26 | 25 | 5 | 125 |
| 26~28 | 27 | 5 | 135 |
| 計 | - | 30 | 654 |
(3) 20℃以上の最低気温だった日数: 23日
(4) 平均値: 654 / 30 = 21.8℃
**問題99**
(1)
データ: 12, 15, 16, 18, 18, 20, 20, 21, 23, 24
- Q1: (16 + 18)/2 = 17
- Q2: (18 + 20)/2 = 19
- Q3: (21 + 23)/2 = 22
- 四分位範囲: 22 - 17 = 5
(2) 箱ひげ図 (箱ひげ図の作成は省略。最小値12、Q1=17、中央値19、Q3=22、最大値24を用いて作図してください。)