問題4は、x, yが実数であるとして、与えられた条件が他の条件に対してどのような関係にあるか(必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない)を判断する問題です。具体的には、以下の6つの条件について考えます。 (1) $x = 2$ は $x^2 - 5x + 6 = 0$ であるための (2) $x \neq 0$ は $(x-1)(x-2) = 0$ であるための (3) $xy = 1$ は $x = 1$ であるための (4) $|x| = 0$ は $x = 0$ であるための (5) $x = y = 2$ は $2x - y = 2y - 2 = 2$ であるための (6) 四角形ABCDがひし形であることは、四角形ABCDが正方形であるための 選択肢は以下の通りです。 (ア) 必要条件であるが十分条件でない (イ) 十分条件であるが必要条件でない (ウ) 必要十分条件である (エ) 必要条件でも十分条件でもない
2025/8/7
1. 問題の内容
問題4は、x, yが実数であるとして、与えられた条件が他の条件に対してどのような関係にあるか(必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない)を判断する問題です。具体的には、以下の6つの条件について考えます。
(1) は であるための
(2) は であるための
(3) は であるための
(4) は であるための
(5) は であるための
(6) 四角形ABCDがひし形であることは、四角形ABCDが正方形であるための
選択肢は以下の通りです。
(ア) 必要条件であるが十分条件でない
(イ) 十分条件であるが必要条件でない
(ウ) 必要十分条件である
(エ) 必要条件でも十分条件でもない
2. 解き方の手順
(1) は であるための
より、または。したがって、ならばが成り立つ(十分条件)。しかし、ならばとは限らない(必要条件ではない)。
答え:(イ)
(2) は であるための
ならば または。 は常に成り立つ。したがって、 ならば (十分条件)。しかし、 ならば とは限らない(必要条件ではない)。
答え:(イ)
(3) は であるための
ならば、のとき、となる(十分条件とはいえない)。のとき、なので、とは限らない(必要条件ではない)。例えば、, でもとなる。
答え:(ア)
(4) は であるための
ならば であり、 ならば である。
答え:(ウ)
(5) は であるための
より なので 。
に を代入すると、 より なので 。
したがって、 ならば が成り立つ。
逆に、 が成り立つならば、 である。
答え:(ウ)
(6) 四角形ABCDがひし形であることは、四角形ABCDが正方形であるための
正方形ならばひし形である(十分条件)。しかし、ひし形ならば正方形とは限らない(必要条件ではない)。
答え:(イ)
3. 最終的な答え
(1) (イ)
(2) (イ)
(3) (ア)
(4) (ウ)
(5) (ウ)
(6) (イ)