三角形OABがあり、辺OAを2:1に内分する点をC、辺OBを1:3に内分する点をD、辺ABを3:2に内分する点をEとする。 $\vec{OC}$, $\vec{OD}$, $\vec{OE}$を$\vec{OA}$と$\vec{OB}$を用いて表し、線分CDを$t:(1-t)$に内分する点をPとする。3点O, P, Eが同一直線上にあるときの$t$の値を求め、$\vec{OP}$を$\vec{OE}$を用いて表す。

幾何学ベクトル内分同一直線上ベクトルの線形結合
2025/8/7

1. 問題の内容

三角形OABがあり、辺OAを2:1に内分する点をC、辺OBを1:3に内分する点をD、辺ABを3:2に内分する点をEとする。
OC\vec{OC}, OD\vec{OD}, OE\vec{OE}OA\vec{OA}OB\vec{OB}を用いて表し、線分CDをt:(1t)t:(1-t)に内分する点をPとする。3点O, P, Eが同一直線上にあるときのttの値を求め、OP\vec{OP}OE\vec{OE}を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、OC\vec{OC}, OD\vec{OD}, OE\vec{OE}OA\vec{OA}OB\vec{OB}を用いて表す。
CはOAを2:1に内分するので、OC=23OA\vec{OC} = \frac{2}{3}\vec{OA}
DはOBを1:3に内分するので、OD=14OB\vec{OD} = \frac{1}{4}\vec{OB}
EはABを3:2に内分するので、OE=2OA+3OB3+2=25OA+35OB\vec{OE} = \frac{2\vec{OA} + 3\vec{OB}}{3+2} = \frac{2}{5}\vec{OA} + \frac{3}{5}\vec{OB}
次に、線分CDをt:(1t)t:(1-t)に内分する点をPとする。
OP=(1t)OC+tOD=(1t)23OA+t14OB=2(1t)3OA+t4OB\vec{OP} = (1-t)\vec{OC} + t\vec{OD} = (1-t)\frac{2}{3}\vec{OA} + t\frac{1}{4}\vec{OB} = \frac{2(1-t)}{3}\vec{OA} + \frac{t}{4}\vec{OB}
3点O, P, Eが同一直線上にあるとき、OP=kOE\vec{OP} = k\vec{OE}となる実数kkが存在する。
OP=2(1t)3OA+t4OB=k(25OA+35OB)\vec{OP} = \frac{2(1-t)}{3}\vec{OA} + \frac{t}{4}\vec{OB} = k(\frac{2}{5}\vec{OA} + \frac{3}{5}\vec{OB})
OA\vec{OA}OB\vec{OB}は一次独立なので、
2(1t)3=2k5\frac{2(1-t)}{3} = \frac{2k}{5}かつt4=3k5\frac{t}{4} = \frac{3k}{5}
1t=3k51-t = \frac{3k}{5}かつt=12k5t = \frac{12k}{5}
1=3k5+12k5=15k5=3k1 = \frac{3k}{5} + \frac{12k}{5} = \frac{15k}{5} = 3k
k=13k = \frac{1}{3}
t=125×13=45t = \frac{12}{5} \times \frac{1}{3} = \frac{4}{5}
よって、t=45t = \frac{4}{5}
OP=13OE\vec{OP} = \frac{1}{3}\vec{OE}

3. 最終的な答え

OC=23OA\vec{OC} = \frac{2}{3}\vec{OA}
OD=14OB\vec{OD} = \frac{1}{4}\vec{OB}
OE=25OA+35OB\vec{OE} = \frac{2}{5}\vec{OA} + \frac{3}{5}\vec{OB}
OP=2(1t)3OA+t4OB\vec{OP} = \frac{2(1-t)}{3}\vec{OA} + \frac{t}{4}\vec{OB}
t=45t = \frac{4}{5}
OP=13OE\vec{OP} = \frac{1}{3}\vec{OE}
ア:2
イ:3
ウ:1
エ:4
オ:2
キ:3
カ:5
ク:2
ケ:3
コ:1
サ:1
シ:4
ス:4
セ:5
ソ:1
タ:3

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