台形ABCDにおいて、$AD // BC$ であり、$AD:BC = 2:3$、$BE:ED = 3:1$ である。三角形DECの面積が$9 cm^2$のとき、台形ABCDの面積を求める。

幾何学台形面積相似
2025/4/6

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AD//BCAD // BC であり、AD:BC=2:3AD:BC = 2:3BE:ED=3:1BE:ED = 3:1 である。三角形DECの面積が9cm29 cm^2のとき、台形ABCDの面積を求める。

2. 解き方の手順

まず、EBC\triangle EBCEDC\triangle EDC の面積比を考える。
EBC\triangle EBCEDC\triangle EDC は、底辺をそれぞれBEBEEDED と見ると、高さが共通である。したがって、面積比は底辺の比に等しい。
EBCEDC=BEED=31\frac{\triangle EBC}{\triangle EDC} = \frac{BE}{ED} = \frac{3}{1}
EDC=9\triangle EDC = 9 より、EBC=3×9=27\triangle EBC = 3 \times 9 = 27
次に、ABD\triangle ABDBCD\triangle BCD の面積比を考える。
ABD\triangle ABDBCD\triangle BCD は、底辺をそれぞれADADBCBC と見ると、高さが共通である。したがって、面積比は底辺の比に等しい。
ABDBCD=ADBC=23\frac{\triangle ABD}{\triangle BCD} = \frac{AD}{BC} = \frac{2}{3}
BCD=EBC+EDC=27+9=36\triangle BCD = \triangle EBC + \triangle EDC = 27 + 9 = 36
ABD=23×36=24\triangle ABD = \frac{2}{3} \times 36 = 24
したがって、台形ABCDの面積は、ABD+BCD=24+36=60\triangle ABD + \triangle BCD = 24 + 36 = 60 である。

3. 最終的な答え

台形ABCDの面積は 60cm260 cm^2 である。

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