問題26は、平行四辺形ABCDにおいて、AE:ED = 2:1のとき、 (1) $\triangle DEF : \triangle DFC$ (2) $\triangle DEF : $四角形ABCD の面積比を求める問題です。

幾何学平行四辺形面積比相似三角形
2025/8/8

1. 問題の内容

問題26は、平行四辺形ABCDにおいて、AE:ED = 2:1のとき、
(1) DEF:DFC\triangle DEF : \triangle DFC
(2) DEF:\triangle DEF : 四角形ABCD
の面積比を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) DEF\triangle DEFDFC\triangle DFC の面積比について考えます。
DEF\triangle DEFDFC\triangle DFC は底辺をそれぞれ EFEFFCFC と考えると、高さは共通です。したがって、面積比は底辺の比に等しくなります。
AE:ED=2:1AE:ED = 2:1より、ED=13AD=13BCED = \frac{1}{3}AD = \frac{1}{3}BCです。DEF\triangle DEFBCF\triangle BCFは相似で、相似比はED:BC=13BC:BC=1:3ED:BC = \frac{1}{3}BC : BC = 1:3です。したがって、EF:FC=1:3EF:FC = 1:3なので、DEF:DFC=1:3\triangle DEF : \triangle DFC = 1:3です。
(2) DEF\triangle DEF と四角形ABCDの面積比について考えます。
平行四辺形ABCDの面積をSSとします。
DEF\triangle DEFの面積をSDEFS_{DEF}とします。
平行四辺形ABCDの面積はS=ADhS = AD \cdot h (hは高さ)で表されます。
DEF=12EDDFsin(EDF)\triangle DEF = \frac{1}{2} \cdot ED \cdot DF \cdot \sin(\angle EDF)となります。
AE:ED=2:1AE:ED = 2:1なので、AD=AE+ED=3EDAD = AE + ED = 3ED
また、ADBCAD \parallel BCより、DEFCBF\triangle DEF \sim \triangle CBFであり、DE:CB=1:3DE:CB = 1:3なので、DF:CF=1:3DF:CF = 1:3です。
DC=ABDC = AB で、AB=CD=EF+FCAB=CD=EF+FC であり、DF=14DCDF=\frac{1}{4}DCです。
SDEF=12EDh=1213AD14DCsinADC=124SS_{DEF} = \frac{1}{2} ED \cdot h' = \frac{1}{2}\frac{1}{3}AD \frac{1}{4}DC \sin \angle ADC = \frac{1}{24}S (h'は点EからDFに下ろした垂線の長さです)
したがって、DEF:\triangle DEF: 四角形ABCD=124S:S=1:24= \frac{1}{24}S : S = 1:24となります。

3. 最終的な答え

(1) DEF:DFC=1:3\triangle DEF : \triangle DFC = 1:3
(2) DEF:\triangle DEF : 四角形ABCD =1:24= 1:24

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