(1) 2点$(-1, 1, 2)$、$(2, 1, -2)$ を通る直線の方程式を求めます。 (2) 3点$(0, -1, 0)$、$(2, 1, -1)$、$(3, 3, 0)$ を含む平面の方程式を求めます。

幾何学空間ベクトル直線の方程式平面の方程式外積
2025/8/8

1. 問題の内容

(1) 2点(1,1,2)(-1, 1, 2)(2,1,2)(2, 1, -2) を通る直線の方程式を求めます。
(2) 3点(0,1,0)(0, -1, 0)(2,1,1)(2, 1, -1)(3,3,0)(3, 3, 0) を含む平面の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2点(1,1,2)(-1, 1, 2)(2,1,2)(2, 1, -2) を通る直線の方程式を求める。
直線の方向ベクトル d\vec{d} は、2点の座標の差で与えられます。
d=(2(1),11,22)=(3,0,4)\vec{d} = (2 - (-1), 1 - 1, -2 - 2) = (3, 0, -4)
直線上の任意の点 (x,y,z)(x, y, z) に対して、点 (1,1,2)(-1, 1, 2) から (x,y,z)(x, y, z) へのベクトルは d\vec{d} と平行である必要があります。したがって、直線の方程式は、パラメータ tt を用いて以下のように表されます。
(x,y,z)=(1,1,2)+t(3,0,4)(x, y, z) = (-1, 1, 2) + t(3, 0, -4)
つまり、
x=1+3tx = -1 + 3t
y=1+0t=1y = 1 + 0t = 1
z=24tz = 2 - 4t
パラメータ tt を消去します。x=1+3tx = -1 + 3t より t=(x+1)/3t = (x + 1) / 3
これを z=24tz = 2 - 4t に代入すると、
z=24(x+1)/3z = 2 - 4(x + 1) / 3
3z=64x43z = 6 - 4x - 4
3z=24x3z = 2 - 4x
4x+3z=24x + 3z = 2
したがって、直線の方程式は
x+13=z24,y=1\frac{x + 1}{3} = \frac{z - 2}{-4}, y = 1
または
y=1,4x+3z2=0y = 1, 4x + 3z - 2 = 0
(2) 3点(0,1,0)(0, -1, 0)(2,1,1)(2, 1, -1)(3,3,0)(3, 3, 0) を含む平面の方程式を求める。
まず、平面上の2つのベクトルを求めます。
v1=(2,1,1)(0,1,0)=(2,2,1)\vec{v_1} = (2, 1, -1) - (0, -1, 0) = (2, 2, -1)
v2=(3,3,0)(0,1,0)=(3,4,0)\vec{v_2} = (3, 3, 0) - (0, -1, 0) = (3, 4, 0)
平面の法線ベクトル n\vec{n} は、v1\vec{v_1}v2\vec{v_2} の外積で与えられます。
n=v1×v2=(2,2,1)×(3,4,0)=(20(1)4,(1)320,2423)=(4,3,2)\vec{n} = \vec{v_1} \times \vec{v_2} = (2, 2, -1) \times (3, 4, 0) = (2 \cdot 0 - (-1) \cdot 4, (-1) \cdot 3 - 2 \cdot 0, 2 \cdot 4 - 2 \cdot 3) = (4, -3, 2)
平面の方程式は、法線ベクトル n=(4,3,2)\vec{n} = (4, -3, 2) と平面上の点 (0,1,0)(0, -1, 0) を用いて表されます。
4(x0)3(y(1))+2(z0)=04(x - 0) - 3(y - (-1)) + 2(z - 0) = 0
4x3(y+1)+2z=04x - 3(y + 1) + 2z = 0
4x3y3+2z=04x - 3y - 3 + 2z = 0
4x3y+2z=34x - 3y + 2z = 3

3. 最終的な答え

(1) y=1,4x+3z=2y = 1, 4x + 3z = 2
(2) 4x3y+2z=34x - 3y + 2z = 3

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