放物線 $y=x^2$ と $y = -\frac{1}{4}x^2$ があり、x軸上の点Pを通りy軸に平行な直線とそれぞれの放物線との交点をA, Bとする。 (1) 点Pのx座標が2のとき、線分ABの長さを求める。 (2) 線分ABの長さが $\frac{45}{4}$ であるとき、 (1) 点Pの座標を求める。 (2) 2点B, Oを通る直線と放物線 $y=x^2$ とのO以外の交点Cについて、2点A, Cを通る直線の式を求める。

幾何学放物線座標平面2次関数線分の長さ直線の式
2025/8/8

1. 問題の内容

放物線 y=x2y=x^2y=14x2y = -\frac{1}{4}x^2 があり、x軸上の点Pを通りy軸に平行な直線とそれぞれの放物線との交点をA, Bとする。
(1) 点Pのx座標が2のとき、線分ABの長さを求める。
(2) 線分ABの長さが 454\frac{45}{4} であるとき、
(1) 点Pの座標を求める。
(2) 2点B, Oを通る直線と放物線 y=x2y=x^2 とのO以外の交点Cについて、2点A, Cを通る直線の式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Pのx座標が2なので、点Pの座標は (2,0)(2, 0) である。
点Aのx座標も2であり、点Aは放物線 y=x2y = x^2 上にあるので、点Aのy座標は 22=42^2 = 4。よって、点Aの座標は (2,4)(2, 4)
点Bのx座標も2であり、点Bは放物線 y=14x2y = -\frac{1}{4}x^2 上にあるので、点Bのy座標は 14×22=14×4=1-\frac{1}{4} \times 2^2 = -\frac{1}{4} \times 4 = -1。よって、点Bの座標は (2,1)(2, -1)
線分ABの長さは、Aのy座標からBのy座標を引いたものなので、4(1)=54 - (-1) = 5
(2)
(1) 点Pのx座標を tt とすると、点Pの座標は (t,0)(t, 0)
点Aのx座標も tt であり、点Aは放物線 y=x2y = x^2 上にあるので、点Aのy座標は t2t^2。よって、点Aの座標は (t,t2)(t, t^2)
点Bのx座標も tt であり、点Bは放物線 y=14x2y = -\frac{1}{4}x^2 上にあるので、点Bのy座標は 14t2-\frac{1}{4}t^2。よって、点Bの座標は (t,14t2)(t, -\frac{1}{4}t^2)
線分ABの長さは t2(14t2)=t2+14t2=54t2t^2 - (-\frac{1}{4}t^2) = t^2 + \frac{1}{4}t^2 = \frac{5}{4}t^2
線分ABの長さが 454\frac{45}{4} であるから、54t2=454\frac{5}{4}t^2 = \frac{45}{4}
5t2=455t^2 = 45
t2=9t^2 = 9
t=±3t = \pm 3
問題文より、点Pはx軸の正の部分にあるので、t=3t = 3
よって、点Pの座標は (3,0)(3, 0)
(2)
点Bの座標は (3,14×32)=(3,94)(3, -\frac{1}{4} \times 3^2) = (3, -\frac{9}{4})
2点B, Oを通る直線の式を y=axy=ax とすると、x=3x=3, y=94y=-\frac{9}{4} を代入して、94=3a-\frac{9}{4} = 3a
a=94×13=34a = -\frac{9}{4} \times \frac{1}{3} = -\frac{3}{4}
よって、直線BOの式は y=34xy = -\frac{3}{4}x
点Cは直線BOと放物線 y=x2y = x^2 の交点なので、x2=34xx^2 = -\frac{3}{4}x
x2+34x=0x^2 + \frac{3}{4}x = 0
x(x+34)=0x(x + \frac{3}{4}) = 0
x=0,34x = 0, -\frac{3}{4}
点Cは原点O以外の交点なので、点Cのx座標は 34-\frac{3}{4}
点Cは放物線 y=x2y = x^2 上にあるので、点Cのy座標は (34)2=916(-\frac{3}{4})^2 = \frac{9}{16}
よって、点Cの座標は (34,916)(-\frac{3}{4}, \frac{9}{16})
点Aの座標は (3,9)(3, 9)
2点A, Cを通る直線の式を y=bx+cy = bx + c とすると、
9=3b+c9 = 3b + c
916=34b+c\frac{9}{16} = -\frac{3}{4}b + c
上の式から下の式を引くと、
9916=3b+c(34b+c)=3b+34b=124b+34b=154b9 - \frac{9}{16} = 3b + c - (-\frac{3}{4}b + c) = 3b + \frac{3}{4}b = \frac{12}{4}b + \frac{3}{4}b = \frac{15}{4}b
14416916=13516=154b\frac{144}{16} - \frac{9}{16} = \frac{135}{16} = \frac{15}{4}b
b=13516×415=94b = \frac{135}{16} \times \frac{4}{15} = \frac{9}{4}
9=3×94+c9 = 3 \times \frac{9}{4} + c
9=274+c9 = \frac{27}{4} + c
c=9274=364274=94c = 9 - \frac{27}{4} = \frac{36}{4} - \frac{27}{4} = \frac{9}{4}
よって、直線ACの式は y=94x+94y = \frac{9}{4}x + \frac{9}{4}

3. 最終的な答え

(1) 5
(2)
(1) (3, 0)
(2) y=94x+94y = \frac{9}{4}x + \frac{9}{4}

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