## 問題の解答

代数学二次方程式二次不等式判別式実数解解の個数グラフ
2025/8/8
## 問題の解答
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1. 問題の内容

7.(1) 2次方程式 x2+3x2=0x^2 + 3x - 2 = 0 の実数解の個数を求めよ。
7.(2) 2次方程式 x2+(2k1)x+k23k1=0x^2 + (2k-1)x + k^2 - 3k - 1 = 0 が実数解をもつように、定数 kk の値の範囲を定めよ。
7.(3) 放物線 y=x23x+3y = x^2 - 3x + 3 と直線 y=2xay = 2x - a のグラフが共有点をもたないように、定数 aa の値の範囲を定めよ。
7.(4) xx についての2次不等式 x2+ax+b0x^2 + ax + b \geq 0 の解が x1,3xx \leq -1, 3 \leq x となるように、定数 aa, bb の値を定めよ。
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2. 解き方の手順

7.(1) 2次方程式 x2+3x2=0x^2 + 3x - 2 = 0 の判別式 DD を計算します。
D=b24ac=324(1)(2)=9+8=17D = b^2 - 4ac = 3^2 - 4(1)(-2) = 9 + 8 = 17
D>0D > 0 なので、実数解は2個です。
7.(2) 2次方程式 x2+(2k1)x+k23k1=0x^2 + (2k-1)x + k^2 - 3k - 1 = 0 の判別式 DD を計算します。実数解をもつためには、D0D \geq 0 である必要があります。
D=(2k1)24(1)(k23k1)=4k24k+14k2+12k+4=8k+5D = (2k-1)^2 - 4(1)(k^2 - 3k - 1) = 4k^2 - 4k + 1 - 4k^2 + 12k + 4 = 8k + 5
8k+508k + 5 \geq 0 を解くと、k58k \geq -\frac{5}{8} となります。
7.(3) 放物線 y=x23x+3y = x^2 - 3x + 3 と直線 y=2xay = 2x - a が共有点をもたない条件は、x23x+3=2xax^2 - 3x + 3 = 2x - a が実数解を持たないことです。
x25x+3+a=0x^2 - 5x + 3 + a = 0 の判別式 D<0D < 0 であればよいです。
D=(5)24(1)(3+a)=25124a=134aD = (-5)^2 - 4(1)(3+a) = 25 - 12 - 4a = 13 - 4a
134a<013 - 4a < 0 を解くと、4a>134a > 13 より a>134a > \frac{13}{4} となります。
7.(4) 2次不等式 x2+ax+b0x^2 + ax + b \geq 0 の解が x1,3xx \leq -1, 3 \leq x であることから、x2+ax+b=0x^2 + ax + b = 0 の解は x=1,3x = -1, 3 である必要があります。したがって、x2+ax+b=(x+1)(x3)=x22x3x^2 + ax + b = (x+1)(x-3) = x^2 -2x -3 となります。よって、a=2a = -2, b=3b = -3 となります。
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3. 最終的な答え

7.(1) 2個
7.(2) k58k \geq -\frac{5}{8}
7.(3) a>134a > \frac{13}{4}
7.(4) a=2a = -2, b=3b = -3

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