まず、与えられた不等式を簡略化します。全ての項から2を引くと、次のようになります。
−2≤−2sin(2x+4π)≤2 次に、不等式全体を −2 で割ります。負の数で割るので、不等号の向きが変わります。 1≥sin(2x+4π)≥−1 これは、−1≤sin(2x+4π)≤1 と同じです。 sin 関数の最大値は1なので、sin(2x+4π)=1 のとき、 −2sin(2x+4π) は最小値 −2 をとります。sin(2x+4π)=1 のとき、与えられた不等式の左側の等号が成立します。 同様にsin 関数の最小値は-1なので、sin(2x+4π)=−1 のとき、 −2sin(2x+4π) は最大値 2 をとります。sin(2x+4π)=−1 のとき、与えられた不等式の右側の等号が成立します。 sinθ=1 となるのは θ=2π+2nπ (n は整数)のときです。 sinθ=−1 となるのは θ=23π+2nπ (n は整数)のときです。 したがって、sin(2x+4π)=−1 となるのは 2x+4π=23π+2nπ のときです。