(a) A地点からB地点へ行くには、北に3回、東に3回進む必要がある。6回のコイン投げでちょうどB地点に到達するには、表が3回、裏が3回出ればよい。
6回のうち表が3回出る確率は、二項分布で計算できる。
6C3(21)3(21)3=3!3!6!(21)6=3×2×16×5×4×641=20×641=6420=165 (b) 9回のコイン投げでB地点に到達するには、北に3回、東に3回進む必要がある。残りの3回は、すでにB地点に到達しているので、北にも東にも進めず、その場にとどまる。つまり、北に3回、東に3回、それ以外(北にも東にも進めない)に3回となる。
B地点に到達するためには、少なくとも北に3回、東に3回出る必要がある。
9回のコイン投げでB地点に到達できる確率を求める。
北に3回、東に3回以上出る確率を求める。
少なくとも3回表と少なくとも3回裏が出る確率を求める。
9回投げてB地点に到達するには、表が3回以上かつ裏が3回以上出ればよい。到達できない場合は、表が2回以下または裏が2回以下の場合である。
到達できる確率を直接計算する代わりに、到達できない確率を計算する。
9回中、表が0, 1, 2回の場合と、裏が0, 1, 2回の場合の確率を計算する。
P(表が0回)=9C0(21)9=5121 P(表が1回)=9C1(21)9=5129 P(表が2回)=9C2(21)9=51236 同様に、
P(裏が0回)=9C0(21)9=5121 P(裏が1回)=9C1(21)9=5129 P(裏が2回)=9C2(21)9=51236 到達できない確率は、P(表が0,1,2回)+P(裏が0,1,2回)=5121+9+36+5121+9+36=51246+51246=51292=12823