空間内の5点 $A(a, 0, 0)$, $B(0, a, 0)$, $C(-a, 0, 0)$, $D(0, -a, 0)$, $E(0, 0, 2a)$ を頂点とする正四角錐を考える。3辺 $EB$, $EC$, $ED$ 上に $\overrightarrow{EF} = t\overrightarrow{EB}$, $\overrightarrow{EG} = s\overrightarrow{EC}$, $\overrightarrow{EH} = t\overrightarrow{ED}$ となる3点 $F$, $G$, $H$ をとる。ただし、$0 < s \leq 1$, $0 < t \leq 1$ とする。線分 $AG$ と線分 $FH$ は交点 $I$ をもつとする。 (1) $I$ の座標を $a$ と $t$ で表せ。 (2) $t$ を $s$ で表せ。 (3) $\overrightarrow{BI} \perp \overrightarrow{DI}$ のとき、$s$ の値を求めよ。 (4) $\overrightarrow{BI} \perp \overrightarrow{DI}$ とする。$\angle BGD = \theta$ とするとき、$\cos \theta$ の値を求めよ。
2025/8/8
1. 問題の内容
空間内の5点 , , , , を頂点とする正四角錐を考える。3辺 , , 上に , , となる3点 , , をとる。ただし、, とする。線分 と線分 は交点 をもつとする。
(1) の座標を と で表せ。
(2) を で表せ。
(3) のとき、 の値を求めよ。
(4) とする。 とするとき、 の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
まず、点 の座標を求める。
より、
より、
より、
次に、線分 上の点を とすると、実数 を用いて
線分 上の点を とすると、実数 を用いて
は と の交点なので、 となる。よって、
より、
の座標は である。
より、
(2)
(1)より
(3)
,
または
または
または
より、
(4)
のとき、
,
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)