AチームとBチームが野球の試合をする。先に3試合勝った方が優勝とする。Aチームが勝つ確率は $\frac{2}{3}$ 、Bチームが勝つ確率は $\frac{1}{3}$ であるとき、Aチームがちょうど5試合目に優勝する確率を求める。

確率論・統計学確率二項分布試合
2025/8/8

1. 問題の内容

AチームとBチームが野球の試合をする。先に3試合勝った方が優勝とする。Aチームが勝つ確率は 23\frac{2}{3} 、Bチームが勝つ確率は 13\frac{1}{3} であるとき、Aチームがちょうど5試合目に優勝する確率を求める。

2. 解き方の手順

Aチームが5試合目に優勝するためには、5試合目でAチームが勝つ必要があり、それまでの4試合でAチームが2勝、Bチームが2勝している必要がある。
4試合でAが2勝、Bが2勝する確率は、二項分布で計算できる。4回の試行で成功確率が 23\frac{2}{3} の試行が2回成功する確率は、
4C2(23)2(13)2_{4}C_{2} (\frac{2}{3})^2 (\frac{1}{3})^2
で与えられる。
4C2=4!2!2!=4×32×1=6_{4}C_{2} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
したがって、4試合でAが2勝、Bが2勝する確率は、
6×(23)2×(13)2=6×49×19=2481=8276 \times (\frac{2}{3})^2 \times (\frac{1}{3})^2 = 6 \times \frac{4}{9} \times \frac{1}{9} = \frac{24}{81} = \frac{8}{27}
5試合目にAが勝つ確率は 23\frac{2}{3} であるから、Aチームがちょうど5試合目に優勝する確率は、
827×23=1681\frac{8}{27} \times \frac{2}{3} = \frac{16}{81}

3. 最終的な答え

1681\frac{16}{81}

「確率論・統計学」の関連問題

AからFの6つの病院の病床数が与えられており、以下の2つの問いに答える。(1)病床数の中央値を求める。(2)病床数の分散に最も近い値を求める。

中央値分散データの分析
2025/8/9

あるゲームを行った7人の得点が6, 2, 3, 4, 1, 8, aである。このデータの範囲が8のとき、aの値を求める。

範囲データの分析最大値最小値
2025/8/9

(1) 5人の生徒の1日あたりの睡眠時間が $6, 6, 7, 9, a$ 時間である。このデータの平均値が7時間のとき、$a$ を求める。 (2) 6人の生徒の身長が $165, 158, 162,...

平均中央値範囲標準偏差相関係数データ分析
2025/8/9

(3) 7人の生徒の体重の中央値を求める。 (4) ある商品の6店舗における価格の第1四分位数と第3四分位数を求める。 (5) 与えられたデータの分散を求める。 (6) 2つの変量x, yの散布図から...

中央値四分位数分散相関係数データ分析
2025/8/9

座標平面上の格子点に3種類の印(♡, ☆, ※)を記録し、「エクスペクト・パトロール」と唱えると、これらの印がそれぞれ確率で「臭いおじさん」または「コイン」に変わります。各印が臭いおじさんになる確率は...

確率事象排反事象確率の計算
2025/8/9

5つのデータ 36, 24, 42, k, 24 の平均値が30であるとき、kの値を求め、さらにこのデータの分散を求める問題です。

平均値分散データの分析
2025/8/9

与えられた度数分布表から、最頻値を求める問題です。

度数分布最頻値統計
2025/8/9

度数分布表で表される25個のデータの中央値が含まれる階級を求めます。

度数分布中央値累積度数データ分析
2025/8/9

2つのデータAとBが与えられています。 データA: 1, 2, 5, 8, 9, 11, 13 データB: 3, 3, 6, 7, 11, 14, 14, 15 データAとデータBの中央値をそれぞれ求...

中央値データ解析統計
2025/8/9

(1) 成功率が1/3の選手が3回の試技で成功する確率を求める。 (2) 3回の試技で成功したとき、2回目の試技で初めて成功する確率を求める。

確率条件付き確率試行
2025/8/9