与えられた連立一次方程式を解く問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $ax - by = p$ $cx + dy = q$

代数学連立一次方程式加減法代入法線形代数
2025/4/6

1. 問題の内容

与えられた連立一次方程式を解く問題です。
連立方程式は以下の通りです。
axby=pax - by = p
cx+dy=qcx + dy = q

2. 解き方の手順

この連立方程式を解くには、加減法または代入法が使えます。ここでは加減法を使用します。
まず、yを消去するために、一つ目の式に dd をかけ、二つ目の式に bb をかけます。
すると、次のようになります。
adxbdy=pdadx - bdy = pd
bcx+bdy=bqbcx + bdy = bq
次に、これらの式を足し合わせます。
bdy-bdybdybdy が打ち消しあい、次のようになります。
adx+bcx=pd+bqadx + bcx = pd + bq
これを xx について解きます。
x(ad+bc)=pd+bqx(ad + bc) = pd + bq
x=pd+bqad+bcx = \frac{pd + bq}{ad + bc}
次に、xx の値を最初の式に代入して yy を求めます。
a(pd+bqad+bc)by=pa(\frac{pd + bq}{ad + bc}) - by = p
by=pa(pd+bqad+bc)-by = p - a(\frac{pd + bq}{ad + bc})
by=p(ad+bc)a(pd+bq)ad+bc-by = \frac{p(ad + bc) - a(pd + bq)}{ad + bc}
by=pad+pbcapdabqad+bc-by = \frac{pad + pbc - apd - abq}{ad + bc}
by=pbcabqad+bc-by = \frac{pbc - abq}{ad + bc}
y=abqpbcb(ad+bc)y = \frac{abq - pbc}{b(ad + bc)}
y=aqpcad+bcy = \frac{aq - pc}{ad + bc}

3. 最終的な答え

x=pd+bqad+bcx = \frac{pd + bq}{ad + bc}
y=aqpcad+bcy = \frac{aq - pc}{ad + bc}

「代数学」の関連問題

$(2x + 5y - z)^2$ を展開しなさい。

展開多項式因数分解代数
2025/4/11

$(2x + 5y - z)^2$ を展開しなさい。

展開多項式因数分解
2025/4/11

与えられた式 $(x^2+6x+1)(x^2-6x-1)$ を展開する。

式の展開多項式因数分解
2025/4/11

太郎さんと花子さんが全校生徒600人を対象にアンケートを実施した。アンケートの回答数について、一部データが破損したため、メモに残った情報からアンケートの回答数を考える。設問は、アンケートの選択肢A, ...

連立方程式文章問題割合方程式
2025/4/11

与えられた実数 $a$ に対して、方程式 $2\cos^2\theta - \sin\theta = a$ (1) が $0 \le \theta < 2\pi$ の範囲で異なる4つの解を持つような ...

三角関数方程式解の個数二次方程式
2025/4/11

$a = \frac{1}{\sqrt{3} - \sqrt{2}}$ とし、$a$ の小数部分を $t$ とするとき、$\frac{10}{t^2 + 6t + 2}$ の値を求める問題です。

無理数の計算有理化平方根式の計算
2025/4/11

数列 $\{a_n\}$ は $a_1 = 2$, $a_{n+1} = a_n + (2n+2)$ によって定義される。この数列の一般項を $a_n = n^2 + pn + q$ とすると、$p$...

数列漸化式部分分数分解シグマ
2025/4/11

$\ln(ab) = \ln a + \ln b$

対数対数の性質式変形簡略化
2025/4/11

問題は、与えられた条件を満たす2つの二次関数を求めることです。 (1) 3点(0, -4), (1, 0), (-2, 0)を通る二次関数を $y = ax^2 + bx + c$ の形で求めます。 ...

二次関数二次方程式連立方程式関数の決定グラフ
2025/4/11

$(x+y+z)^6$ の展開式における $xy^2z^3$ の係数を、以下の手順で求める問題です。 (1) $(x+y+z)^6$ において、$x+y$を1つのものと考えて、二項定理で展開する。 (...

多項式の展開二項定理組み合わせ係数
2025/4/11