放物線 $y=x^2$ 上に点A(-2, 4)とB(4, 16)がある。放物線上の点PをAからBまで動かし、四角形APBQが平行四辺形になるように点Qをとる。以下の問いに答えよ。 (1) 点Pが原点Oにあるとき、点Qの座標と直線AQの方程式を求めよ。 (2) 原点Oを通り、平行四辺形APBQの面積を二等分する直線の方程式を求めよ。 (3) 点Pのx座標を $p$ とするとき、点Qの座標を $p$ で表せ。 (4) 直線PQの傾きが-6のとき、$p$ の値を求めよ。

幾何学放物線平行四辺形座標平面直線の方程式面積ベクトル
2025/8/8
はい、この数学の問題を解きましょう。

1. 問題の内容

放物線 y=x2y=x^2 上に点A(-2, 4)とB(4, 16)がある。放物線上の点PをAからBまで動かし、四角形APBQが平行四辺形になるように点Qをとる。以下の問いに答えよ。
(1) 点Pが原点Oにあるとき、点Qの座標と直線AQの方程式を求めよ。
(2) 原点Oを通り、平行四辺形APBQの面積を二等分する直線の方程式を求めよ。
(3) 点Pのx座標を pp とするとき、点Qの座標を pp で表せ。
(4) 直線PQの傾きが-6のとき、pp の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが原点O(0,0)にあるとき:
平行四辺形APBQの性質から、AP=QB\overrightarrow{AP} = \overrightarrow{QB}.
A(2,4)A(-2, 4), P(0,0)P(0, 0)なので、AP=(0(2),04)=(2,4)\overrightarrow{AP} = (0 - (-2), 0 - 4) = (2, -4).
点Qの座標を (x,y)(x, y) とすると、QB=(4x,16y)\overrightarrow{QB} = (4 - x, 16 - y).
したがって、(2,4)=(4x,16y)(2, -4) = (4 - x, 16 - y).
これから、2=4x2 = 4 - x より x=2x = 2, 4=16y-4 = 16 - y より y=20y = 20.
よって、点Qの座標は (2, 20)。
直線AQの方程式を y=ax+by = ax + b とおく。
A(-2, 4), Q(2, 20)を通るので、
4=2a+b4 = -2a + b
20=2a+b20 = 2a + b
足し合わせると、24=2b24 = 2b より b=12b = 12.
4=2a+124 = -2a + 12 より 2a=82a = 8, a=4a = 4.
したがって、直線AQの方程式は y=4x+12y = 4x + 12.
(2) 平行四辺形APBQの面積を二等分する直線は、平行四辺形の対角線の交点を通る。
点Pが原点Oのとき、平行四辺形の対角線の交点をMとすると、MはABの中点となる。
A(2,4),B(4,16)A(-2, 4), B(4, 16)より、Mの座標は (2+42,4+162)=(1,10)\left(\frac{-2+4}{2}, \frac{4+16}{2}\right) = (1, 10).
原点O(0, 0)と点M(1, 10)を通る直線の方程式は、y=10xy = 10x.
(3) 点Pのx座標を pp とすると、P(p,p2)P(p, p^2).
AP=(p(2),p24)=(p+2,p24)\overrightarrow{AP} = (p - (-2), p^2 - 4) = (p + 2, p^2 - 4).
QB=(4x,16y)\overrightarrow{QB} = (4 - x, 16 - y).
したがって、(p+2,p24)=(4x,16y)(p + 2, p^2 - 4) = (4 - x, 16 - y).
これから、p+2=4xp + 2 = 4 - x より x=2px = 2 - p, p24=16yp^2 - 4 = 16 - y より y=20p2y = 20 - p^2.
よって、点Qの座標は (2p,20p2)(2 - p, 20 - p^2).
(4) 直線PQの傾きが-6のとき:
P(p,p2),Q(2p,20p2)P(p, p^2), Q(2 - p, 20 - p^2)を通る直線の傾きは、
(20p2)p2(2p)p=202p222p=2(10p2)2(1p)=10p21p\frac{(20 - p^2) - p^2}{(2 - p) - p} = \frac{20 - 2p^2}{2 - 2p} = \frac{2(10 - p^2)}{2(1 - p)} = \frac{10 - p^2}{1 - p}.
これが-6に等しいので、10p21p=6\frac{10 - p^2}{1 - p} = -6.
10p2=6(1p)=6+6p10 - p^2 = -6(1 - p) = -6 + 6p.
p2+6p16=0p^2 + 6p - 16 = 0.
(p+8)(p2)=0(p + 8)(p - 2) = 0.
p=8,2p = -8, 2.
点PはA(-2, 4)からB(4, 16)まで動くので、2p4-2 \le p \le 4
したがって、p=2p = 2.

3. 最終的な答え

① (2, 20)
y=4x+12y = 4x + 12
y=10xy = 10x
(2p,20p2)(2 - p, 20 - p^2)
⑤ 2

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