$xy$平面上に3点A(2, 2), B(-2, 0), C(4, 0)がある。$\triangle ABC$の外接円を$C$とする。 (1) 線分ABの中点の座標と、線分ABの垂直二等分線の方程式をそれぞれ求めよ。 (2) 円$C$の中心の座標と半径をそれぞれ求めよ。 (3) 円$D: x^2 + y^2 = 12$とする。円$C$と円$D$の共有点の座標を求めよ。

幾何学座標平面垂直二等分線連立方程式外接円
2025/8/8

1. 問題の内容

xyxy平面上に3点A(2, 2), B(-2, 0), C(4, 0)がある。ABC\triangle ABCの外接円をCCとする。
(1) 線分ABの中点の座標と、線分ABの垂直二等分線の方程式をそれぞれ求めよ。
(2) 円CCの中心の座標と半径をそれぞれ求めよ。
(3) 円D:x2+y2=12D: x^2 + y^2 = 12とする。円CCと円DDの共有点の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分ABの中点の座標は、AとBの座標の平均を取ることで求められる。線分ABの垂直二等分線は、線分ABの中点を通り、線分ABに垂直な直線である。傾きを計算し、垂直条件を用いる。
(2) 円CCの中心は、線分ABと線分BCの垂直二等分線の交点である。線分BCの垂直二等分線を求め、線分ABの垂直二等分線との連立方程式を解けば、円CCの中心の座標が求まる。半径は中心から各頂点までの距離を計算することで求まる。
(3) 円CCと円DDの共有点は、それぞれの円の方程式を連立させて解くことで求まる。円CCの方程式を求め、円DDの方程式と連立させる。
(1)
線分ABの中点の座標は、(2+(2)2,2+02)=(0,1)\left(\frac{2+(-2)}{2}, \frac{2+0}{2}\right) = (0, 1)
線分ABの傾きは、202(2)=24=12\frac{2-0}{2-(-2)} = \frac{2}{4} = \frac{1}{2}
線分ABの垂直二等分線の傾きは、2-2
線分ABの垂直二等分線の方程式は、y1=2(x0)y - 1 = -2(x - 0)、すなわち、y=2x+1y = -2x + 1
(2)
線分BCの中点の座標は、(2+42,0+02)=(1,0)\left(\frac{-2+4}{2}, \frac{0+0}{2}\right) = (1, 0)
線分BCの傾きは、0024=0\frac{0-0}{-2-4} = 0
線分BCはxx軸に平行なので、線分BCの垂直二等分線はx=1x=1である。
CCの中心は、線分ABの垂直二等分線y=2x+1y = -2x + 1と線分BCの垂直二等分線x=1x=1の交点なので、
x=1x=1y=2x+1y = -2x + 1に代入すると、y=2(1)+1=1y = -2(1) + 1 = -1
CCの中心の座標は(1,1)(1, -1)
CCの半径は、中心(1,1)(1, -1)と点A(2,2)(2, 2)の距離で求められる。
r=(21)2+(2(1))2=12+32=10r = \sqrt{(2-1)^2 + (2-(-1))^2} = \sqrt{1^2 + 3^2} = \sqrt{10}
(3)
CCの方程式は、(x1)2+(y+1)2=10(x-1)^2 + (y+1)^2 = 10、すなわち、x22x+1+y2+2y+1=10x^2 - 2x + 1 + y^2 + 2y + 1 = 10
x2+y22x+2y8=0x^2 + y^2 - 2x + 2y - 8 = 0
DDの方程式は、x2+y2=12x^2 + y^2 = 12
DDの式を円CCの式に代入すると、122x+2y8=012 - 2x + 2y - 8 = 0、すなわち、2y=2x42y = 2x - 4y=x2y = x - 2
これを円DDの方程式に代入すると、x2+(x2)2=12x^2 + (x-2)^2 = 12x2+x24x+4=12x^2 + x^2 - 4x + 4 = 122x24x8=02x^2 - 4x - 8 = 0x22x4=0x^2 - 2x - 4 = 0
x=2±(2)24(1)(4)2=2±4+162=2±202=2±252=1±5x = \frac{2 \pm \sqrt{(-2)^2 - 4(1)(-4)}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{4 + 16}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{20}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{5}}{2} = 1 \pm \sqrt{5}
x=1+5x = 1 + \sqrt{5}のとき、y=(1+5)2=51y = (1 + \sqrt{5}) - 2 = \sqrt{5} - 1
x=15x = 1 - \sqrt{5}のとき、y=(15)2=51y = (1 - \sqrt{5}) - 2 = -\sqrt{5} - 1

3. 最終的な答え

(1) 線分ABの中点の座標: (0,1)(0, 1)、線分ABの垂直二等分線の方程式: y=2x+1y = -2x + 1
(2) 円CCの中心の座標: (1,1)(1, -1)、円CCの半径: 10\sqrt{10}
(3) 円CCと円DDの共有点の座標: (1+5,51),(15,51)(1+\sqrt{5}, \sqrt{5}-1), (1-\sqrt{5}, -\sqrt{5}-1)

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