与えられた四角形の面積を求める問題です。 (1) 平行四辺形ABCDの面積を求めます。対角線の長さが$AC=10, BD=6\sqrt{2}$ であり、対角線の交点Oにおける角$\angle AOD=135^\circ$です。 (2) 台形ABCDの面積を求めます。$AD // BC$ であり、$AB=5, BC=8, BD=7, \angle A = 120^\circ$ です。

幾何学面積四角形平行四辺形台形三角比余弦定理
2025/8/8

1. 問題の内容

与えられた四角形の面積を求める問題です。
(1) 平行四辺形ABCDの面積を求めます。対角線の長さがAC=10,BD=62AC=10, BD=6\sqrt{2} であり、対角線の交点Oにおける角AOD=135\angle AOD=135^\circです。
(2) 台形ABCDの面積を求めます。AD//BCAD // BC であり、AB=5,BC=8,BD=7,A=120AB=5, BC=8, BD=7, \angle A = 120^\circ です。

2. 解き方の手順

(1) 平行四辺形の面積Sは、対角線の長さと交わる角のsinを用いて計算できます。
S=12×AC×BD×sinAODS = \frac{1}{2} \times AC \times BD \times \sin{\angle AOD}
AOD=135\angle AOD = 135^\circ なので sin135=sin(18045)=sin45=22\sin{135^\circ} = \sin{(180^\circ - 45^\circ)} = \sin{45^\circ} = \frac{\sqrt{2}}{2}
よって、S=12×10×62×22=12×10×6×22=30S = \frac{1}{2} \times 10 \times 6\sqrt{2} \times \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{1}{2} \times 10 \times 6 \times \frac{2}{2} = 30
(2) 台形の面積を求めるために、補助線を引いて考えます。AからBCに平行な線を引き、BDとの交点をEとします。また、DからBCに平行な線を引き、ABとの交点をFとします。平行四辺形を作ります。
三角形ABDにおいて余弦定理を用います。
BD2=AB2+AD22ABADcosABD^2 = AB^2 + AD^2 - 2AB \cdot AD \cos{\angle A}
72=52+AD225ADcos1207^2 = 5^2 + AD^2 - 2 \cdot 5 \cdot AD \cos{120^\circ}
49=25+AD210AD(12)49 = 25 + AD^2 - 10AD(-\frac{1}{2})
AD2+5AD24=0AD^2 + 5AD - 24 = 0
(AD+8)(AD3)=0(AD+8)(AD-3) = 0
AD>0AD>0 より AD=3AD=3
AからBCへ垂線を下ろし、その交点をHとします。三角形ABHにおいて、AH=ABsin120=532=532AH = AB \sin{120^\circ} = 5 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{5\sqrt{3}}{2}
台形の面積は S=12(AD+BC)×AH=12(3+8)×532=5534S = \frac{1}{2}(AD + BC) \times AH = \frac{1}{2}(3+8) \times \frac{5\sqrt{3}}{2} = \frac{55\sqrt{3}}{4}

3. 最終的な答え

(1) 30
(2) 5534\frac{55\sqrt{3}}{4}

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