正四面体の高さ h は、底面の重心から頂点までの距離 d と、底面の一つの頂点から重心までの距離 r を使って求めることができる。 底面は正三角形であるから、r=3a。 正四面体の高さは、h=a2−r2=a2−3a2=32a2=a32=3a6となる。 正四面体の頂点から底面の重心までの距離を d とすると、d=43h となる。 d=43⋅3a6=4a6. 球の中心から正四面体の頂点までの距離は1(球の半径)である。
球の中心、正四面体の頂点、正四面体の底面の重心が一直線上に並んでいる。
したがって、球の中心から底面までの距離 x は、1=4a6+x あるいは、1=∣4a6−x∣ となる。 ここで、x は、正四面体の底面重心から球の中心までの距離である。 直角三角形を考えると、x2+r2=12 より、x2+(3a)2=1 すなわち x2=1−3a2. したがって、x=1−3a2 球の中心から正四面体の頂点までの距離を考えると、
4a6+1−3a2=1 となる。 しかし、正四面体の内接球の中心と外接球の中心は一致するので、d+x=2 となる。 正四面体の重心から頂点までの距離 d=46a 球の半径は 1 であるので、正四面体の重心から底面までの距離 x を考えると、x+d=2r/r=1になる。 底面の重心から正四面体の頂点までの距離が 43h=4a6. 底面の重心から正四面体の頂点までの距離と、底面の重心から底面までの距離の合計が球の直径の2倍になるので、
4a6+x=1 となる。 x=1−3a2=1−93a2. 46a+41a6=1−3a2. よって、a=326