水槽に毎分$a$ Lの割合で給水する給水管Aと、毎分$b$ Lの割合で排水する排水管Bがある。最初に水槽には20Lの水が入っており、給水管Aを開き、水の量が120Lになったら給水管Aを閉じて、すぐに排水管Bを開く。水の量が60Lになったら排水管Bを閉じる。グラフは、水を入れ始めてから$x$分後の水槽内の水の量$y$ Lの関係を表す。 (1) $a$と$b$の値をそれぞれ求める。 (2) 5分後から15分後までの$x$と$y$の関係について、$y$を$x$の式で表す。 (3) 水が20L入っている状態から給水管Aと排水管Bを同時に開いたら、満水になるのに何分かかるか求める。ただし、水槽には180Lの水が入るものとする。

代数学一次関数文章問題水槽問題連立方程式
2025/8/8

1. 問題の内容

水槽に毎分aa Lの割合で給水する給水管Aと、毎分bb Lの割合で排水する排水管Bがある。最初に水槽には20Lの水が入っており、給水管Aを開き、水の量が120Lになったら給水管Aを閉じて、すぐに排水管Bを開く。水の量が60Lになったら排水管Bを閉じる。グラフは、水を入れ始めてからxx分後の水槽内の水の量yy Lの関係を表す。
(1) aabbの値をそれぞれ求める。
(2) 5分後から15分後までのxxyyの関係について、yyxxの式で表す。
(3) 水が20L入っている状態から給水管Aと排水管Bを同時に開いたら、満水になるのに何分かかるか求める。ただし、水槽には180Lの水が入るものとする。

2. 解き方の手順

(1)
グラフより、0分から5分で20Lから120Lになったので、5分で100L増えたことになる。
したがって、5a=12020=1005a = 120 - 20 = 100
a=1005=20a = \frac{100}{5} = 20 L/分。
次に、5分から15分で120Lから60Lになったので、10分で60L減ったことになる。
したがって、10b=12060=6010b = 120 - 60 = 60
b=6010=6b = \frac{60}{10} = 6 L/分。
(2)
5分から15分後の直線の式を求める。
この直線は点(5, 120)と点(15, 60)を通る。
傾きは60120155=6010=6\frac{60 - 120}{15 - 5} = \frac{-60}{10} = -6
よって、y=6x+cy = -6x + c
点(5, 120)を通るので、120=6(5)+c120 = -6(5) + c
120=30+c120 = -30 + c
c=150c = 150
したがって、y=6x+150y = -6x + 150
(3)
給水管Aと排水管Bを同時に開いたとき、毎分aba - b L水が増える。
ab=206=14a - b = 20 - 6 = 14 L/分。
水が20L入っている状態から満水になるまで、あと18020=160180 - 20 = 160 L必要である。
したがって、16014=807\frac{160}{14} = \frac{80}{7} 分かかる。

3. 最終的な答え

(1) a=20a = 20, b=6b = 6
(2) y=6x+150y = -6x + 150
(3) 807\frac{80}{7}

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