まず、与えられた条件から等差数列の公差 d を求める。 第9項から第18項までの和が0であるという条件は、
∑k=918ak=0 と表せる。
等差数列の一般項は an=a1+(n−1)d であり、等差数列の和は Sn=2n(2a1+(n−1)d) である。
第9項から第18項までの和は、初項から第18項までの和から初項から第8項までの和を引いたものであるから、
S18−S8=0 218(2a1+17d)−28(2a1+7d)=0 9(2a1+17d)−4(2a1+7d)=0 18a1+153d−8a1−28d=0 10a1+125d=0 2a1+25d=0 a1=50 を代入すると、 2(50)+25d=0 100+25d=0 25d=−100 したがって、数列の一般項は an=50+(n−1)(−4)=50−4n+4=54−4n である。 数列の和 Sn は Sn=2n(2(50)+(n−1)(−4))=2n(100−4n+4)=2n(104−4n)=n(52−2n)=52n−2n2 である。 Sn が最大となる n を求める。Sn を n の関数と見て平方完成すると、 Sn=−2(n2−26n)=−2((n−13)2−132)=−2(n−13)2+2(169)=−2(n−13)2+338 したがって、Sn は n=13 のとき最大値 338 をとる。 また、an=54−4n であるから、 an>0 となるのは 54−4n>0 より 4n<54 なので n<454=13.5 である。 したがって、a13>0 かつ a14<0 である。 Sn が最大となるのは、an が正である項の和であるから、n=13 のとき最大となる。 S13=13(52−2(13))=13(52−26)=13(26)=338