物体の位置 $x$ が $x = \sin(2t)$ で表されるとき、$t = \frac{\pi}{4}$ における物体の速度と加速度を求める。

解析学微分三角関数速度加速度
2025/8/8

1. 問題の内容

物体の位置 xxx=sin(2t)x = \sin(2t) で表されるとき、t=π4t = \frac{\pi}{4} における物体の速度と加速度を求める。

2. 解き方の手順

まず、速度 vv を求める。速度は位置 xx を時間 tt で微分することで求められる。
v=dxdt=ddtsin(2t)=2cos(2t)v = \frac{dx}{dt} = \frac{d}{dt} \sin(2t) = 2\cos(2t)
次に、t=π4t = \frac{\pi}{4} を代入して速度を求める。
v(π4)=2cos(2π4)=2cos(π2)=20=0v\left(\frac{\pi}{4}\right) = 2\cos\left(2 \cdot \frac{\pi}{4}\right) = 2\cos\left(\frac{\pi}{2}\right) = 2 \cdot 0 = 0
次に、加速度 aa を求める。加速度は速度 vv を時間 tt で微分することで求められる。
a=dvdt=ddt(2cos(2t))=4sin(2t)a = \frac{dv}{dt} = \frac{d}{dt} (2\cos(2t)) = -4\sin(2t)
次に、t=π4t = \frac{\pi}{4} を代入して加速度を求める。
a(π4)=4sin(2π4)=4sin(π2)=41=4a\left(\frac{\pi}{4}\right) = -4\sin\left(2 \cdot \frac{\pi}{4}\right) = -4\sin\left(\frac{\pi}{2}\right) = -4 \cdot 1 = -4

3. 最終的な答え

t=π4t = \frac{\pi}{4} における速度は 0、加速度は -4。

「解析学」の関連問題

曲線 $y = x^3 - 3x^2 + 3x - 1$ と、この曲線上の点 $(0, -1)$ における接線で囲まれた図形の面積を求める問題です。

積分接線面積
2025/8/10

$a \geq 0$ とする。関数 $f(x) = |x^3 - 3a^2x|$ の $0 \leq x \leq 1$ における最大値 $M(a)$ を求めよ。また、$M(a)$ を最小にする $a...

最大値絶対値関数の最大最小微分
2025/8/10

$0 \le x \le \frac{\pi}{2}$ のとき、関数 $y = 2\sin^2 x - \sin x \cos x + 3\cos^2 x$ の最大値と最小値を求める。

三角関数最大値最小値三角関数の合成
2025/8/10

曲線 $C: y = x^3 + 3x^2$ に対して、点 $A(0, a)$ から3本の接線が引けるような定数 $a$ の値の範囲を求める問題です。

微分接線3次関数増減方程式実数解
2025/8/10

$0 \leqq x \leqq \frac{\pi}{2}$ のとき、関数 $y = 2\sin^2 x - \sin x \cos x + 3\cos^2 x$ の最大値と最小値を求める。

三角関数最大値最小値三角関数の合成
2025/8/10

関数 $y = \sin 2x + \sqrt{2} \cos(x - \frac{\pi}{4})$ について、以下の問いに答えます。 (1) $\sin x + \cos x = t$ とおいて、...

三角関数最大値最小値合成微分
2025/8/10

5つの三角関数の問題があります。 (1) $\sin \alpha = \frac{3}{5}, \cos \beta = \frac{6}{13}$ のとき、$\cos(\alpha - \beta...

三角関数三角関数の加法定理三角関数の合成三角方程式
2025/8/10

三角関数の値を求める問題、三角関数の値から角度の範囲を求める問題、三角関数の加法定理を用いる問題、倍角の公式を用いる問題、三角関数の合成に関する問題が出題されています。

三角関数弧度法三角関数の値三角関数の加法定理倍角の公式三角関数の合成
2025/8/9

曲線 $y = \log x$ と $x$軸, $y$軸, および直線 $y=1$ で囲まれた部分の面積 $S$ を求めよ。

積分対数関数面積
2025/8/9

区間 $0 \le x \le \pi$ において、曲線 $y = \cos x$ と直線 $y = \frac{1}{2}$、および2直線 $x = 0$, $x = \pi$ で囲まれた2つの部分...

積分面積三角関数
2025/8/9