問題は、座標平面上に与えられた2つの関数 $y = \frac{1}{2}x$ と $y = -x + 15$ の交点Pの座標を求めること、および正方形ABCDの面積を求めることです。ただし、正方形の頂点A,Bはy軸上にあり、Cは $y = \frac{1}{2}x$ 上にあり、Dは $y = -x + 15$ 上にあります。また、Dのy座標はCのy座標よりも大きいとします。座標の1目盛りは1cmとします。

幾何学座標平面連立方程式正方形面積
2025/4/6

1. 問題の内容

問題は、座標平面上に与えられた2つの関数 y=12xy = \frac{1}{2}xy=x+15y = -x + 15 の交点Pの座標を求めること、および正方形ABCDの面積を求めることです。ただし、正方形の頂点A,Bはy軸上にあり、Cは y=12xy = \frac{1}{2}x 上にあり、Dは y=x+15y = -x + 15 上にあります。また、Dのy座標はCのy座標よりも大きいとします。座標の1目盛りは1cmとします。

2. 解き方の手順

(1) 点Pの座標を求める
点Pは y=12xy = \frac{1}{2}xy=x+15y = -x + 15 の交点なので、これらの方程式を連立させて解きます。
12x=x+15\frac{1}{2}x = -x + 15
x=2x+30x = -2x + 30
3x=303x = 30
x=10x = 10
y=12(10)=5y = \frac{1}{2}(10) = 5
よって、点Pの座標は(10, 5)です。
(2) 正方形ABCDの面積を求める
点Cは y=12xy = \frac{1}{2}x 上にあるので、Cの座標を (s,12s)(s, \frac{1}{2}s) とおきます。
点Dは y=x+15y = -x + 15 上にあるので、Dの座標を (s,s+15)(s, -s + 15) とおきます。
正方形ABCDの一辺の長さは AD=CDAD = CD です。
ADADyy 軸上の点AからDまでの距離なので、ADAD = s+15yA|-s+15 - y_A|
CDCD は点Cと点Dの yy 座標の差なので、CD=s+1512sCD = |-s+15 - \frac{1}{2}s|
ABはy軸に平行でCDに垂直なので、ABとCDは直交します。
AとBはy軸上にあり、正方形なので、AB=sAB = s です。また、AD=sAD=sなので、s+15yA=s|-s+15 - y_A| = s
CとDのx座標は等しく、ADはx軸に平行なので、CD=s+1512sCD = |-s+15 - \frac{1}{2}s|
したがって AB=CDAB = CD より、 s=s+1512s=32s+15s = |-s + 15 - \frac{1}{2}s| = |-\frac{3}{2}s + 15|.
よって、s=32s+15s = -\frac{3}{2}s + 15 または s=32s15s = \frac{3}{2}s - 15.
s=32s+15s = -\frac{3}{2}s + 15 のとき、52s=15\frac{5}{2}s = 15 より s=6s = 6.
s=32s15s = \frac{3}{2}s - 15 のとき、12s=15-\frac{1}{2}s = -15 より s=30s = 30.
Dのy座標はCのy座標より大きいので、s+15>12s-s+15 > \frac{1}{2}s.
s=6s=6 のとき、6+15>12(6)-6+15 > \frac{1}{2}(6)、つまり 9>39 > 3 であり、条件を満たします。
s=30s=30 のとき、30+15>12(30)-30+15 > \frac{1}{2}(30)、つまり 15>15-15 > 15 となり、条件を満たしません。
したがって、s=6s=6 です。
正方形の一辺の長さは6cmなので、面積は 62=366^2 = 36 cm2^2

3. 最終的な答え

(1) 点Pの座標: (10, 5)
(2) 正方形ABCDの面積: 36 cm2^2

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